2022/12/31 二見漁港・1万トン岸壁・広畑 ヒイカ調査
家の大掃除を済ませてから、急いで晩飯をかきこみ、いそいそと今年最後の釣りに出撃しました。
去年までは「大晦日に釣りに行くなんて、相当な釣りキチやな~」と思ってた自分がそうなりました。
準備
ヒイカは光に集まる習性があるということで、amazonで「釣り 投光器」で検索し、数ある中から次の商品が一番良さそうだと絞り込みました。
↑元の商品名長過ぎてウザいからシュリンクしました!商品名にキーワードブチ込み過ぎてガメつさ丸出しで印象悪いですよ、販売元さん!
- 5000mAh
- IP67防水・防塵
- 角度360°調整可能
- 折り畳み式で持ち運びに便利
- USB充電式
- 強力な磁石付き(他の類似製品には磁石なし)
- 類似品が出る程の人気商品らしい
以前本荘人工島での夜釣りで会った人がやってた方法を参考にさせてもらい、ダイソーのステンレスプレートをクーラーに張り付ければ、上の投光器をマグネットでくっつけて海面を照らすことができます。
しかし、唯一僕が譲れないのは充電式という点です。中国製充電池の寿命と性能がどれぐらいなのか、そこだけがわからず、今回は購入を見送りました。まー、今や中国製の電気自動車が世界を席巻する時代となっていますが…。
乾電池式なら、エネループを使えば2,100回繰り返し充電して使用できます。エネループはもとサンヨー電気のブランドで今はパナソニック製の信頼のできる日本品質の充電池なので寿命も申し分ありません。
乾電池式の投光器を探しましたが、この縛りで言うと、ほぼハピソンのアジングライト一択です。
amazonの評価で4.2なのでかなり期待できますが、光束が300lm(緑色の時は150lm)と少し弱いので今回は見送りました。ただ、amazonの口コミを見ると、緑色の時の光束はバッキバキじゃなくてもよく釣れるようです。落下防止の専用バックが付属しているのが配慮が行き届いていて良いですね。
そんで、今回は僕はどうしようかというと、クーラーの取っ手にダイソーの自転車用ライトを無理やり付けてみることにしました。
100円のライト3つと電池(5個入)を2パック買って税込み550円です。これで釣れたらコスパ最高じゃあないですか。
ちなみにミニクールS650だとライトは最大4つまで付けられます。
100均と言っても、明るさは直視できないぐらいまぶしいです。具体的な光束はパッケージに記載なしです。
二見漁港
自宅から東二見まで、いつものこの時間ならあちこち渋滞してそうなものですが、道路はガラガラでした。さすがに大晦日の今日はみんな家でゆっくりTVでも見たりして年越ししてるんでしょう。
天気予報データを見るとこの時間帯は風があって寒そうだと思っていたのですが、両腕にカイロを貼っていたおかげのせいか、ほぼ寒さを感じることはありませんでした。
時間帯 | 19:00~20:00 |
天気 | 晴れ |
気温 | 8.0~7.2’C |
風 | 西北西4.6~北西5.5m |
沿岸波高 | 0.1m |
潮 | 小潮 |
満潮 | 06:29, 17:57 |
干潮 | 00:05, 11:57 |
月齢 | 7.7 |
月出没時刻 | 12:29~2023/1/1 1:40 |
前回の二見漁港での釣りでは足元よりも両腕の冷えが厳しくてモチベーションが萎えてしまったのですが、今回は対策してきたので寒さはガマンできない程ではありません。寒さ対策、大事です。
それに今回は下はパンツタイプの防寒着ではなくて、サロペットタイプを履いていますので腰の冷えは気になりませんでした。
現場に到着してすぐに自作の投光器を試してみます。
写真では分かりづらいですが、一応他のポイントより明るくできています。まあ、無いよりはマシか…というぐらいの明るさです。
横から光が漏れてる分、海面を照らせる量が分散しちゃってる感じです。
↑写真ではわかりませんが、一応ライトを向けている所は明るくなっているんですよ!
ライトの向きは1つ1つが独立して上下/左右ある程度調節可能で、本当に足元直下から数メートル先の方まで照らせます。
しかし正直なところ明るさは期待したほどじゃなかったので、次はもっと明るくて直進性の高いタイプのライトを付けてみようと思います。
この日は橋の下は誰も釣り人が居なくて30分ほど投げましたが光に集まる生物も確認できませんでした。
揚陸場の方に行くとメバル狙いの方が2人居られました。ちょっと話をお伺いすると、今日は潮が悪すぎる、水質が透明過ぎるとのことでした。メバル狙いの方はなんとフライフィッシングのタックルで攻めていました。フライフィッシングを実際に見たのは初めてです。ちょっとずつ着水地点を伸ばしていく独特の投げ方で、ちょっと見入ってしまいました。ブラッドピット主演の映画でやってましたよね。
潮が悪すぎるとのことですので、潮がよくわからない僕は玄人の意見は素直に聞いて移動することにしました。
姫路へ
1万トン岸壁
姫路の方ではすでにヒイカの釣果情報がありましたので、今回初めて飾磨港と広畑に行ってみることにしました。
時間帯 | 20:45~23:00 |
天気 | 晴れ |
気温 | 5.6~4.3’C |
風 | 北西1.9~2.1m |
沿岸波高 | 0.1m |
潮 | 小潮 |
満潮 | 06:33, 17:51 |
干潮 | 12:01 |
1万トン岸壁には巨大な船がいくつも横付けされていて、立ち入り禁止になっていました。
やむなくフェリーターミナルに近い湾奥の方へ移動すると、小豆島フェリー乗り場のあたりで自動車のヘッドランプと投光器を海に照らしながら釣りをしている人が1人だけ居ました。僕はそこから200m程離れた所で自作の投光器を置いて、ちょっとだけ30分ほど投げてみましたが、アタリもないし、ライトにも何も集まってきませんでした。
ここも早めに見切りを付けて、次は飾磨港の西隣に位置する広畑に行ってみました。
広畑
広畑といってもその広い湾の中で釣りができるポイントは1か所(300mぐらい?)のみです(たぶん)。
初めて行ったので駐車場からどうやって海岸まで出るのかわかりませんでしたが、野生の勘でなんとなく歩いていくと釣り場に吸い寄せられます。
ここにも常夜灯があり、ちょうど絶好のポイントであるその灯の直下に先客が1人居ました。先客から50mぐらい離れた所で投げることにしました。
自作の投光器を置きたいのですが、鉄柵があってその柵の内側に置くと海面を照らせません。そこをなんとか、鉄柵の隙間に腕を通して、クーラーを海に落とさないようにそお~っと鉄柵の向こう側に置くことに成功しました。
ライトのスイッチを入れた瞬間、15~20cmぐらいの魚の大群がパアッっと散っていきました。そして耳を澄ますと、あちこちでパチャパチャいってるのが聞こえます。
この時はアジかイワシの群れだと思っていたので、おお、アガるやん、ワーム持ってきたら良かった…と思っていたのですが、帰宅後に常夜灯の直下に居た先客の方が、この魚はコノシロですと教えてくれました。先客の方がたまたま上の僕のインスタの写真見て連絡してくれるって…文明というか時代というか、インスタすげえな!
そして数回投げて気付いたのが「プハァー」という音。何回も定期的に「プハァー」と、あっち行ったりこっち来たり。ああ… … ヤツか、オレと同じ知能レベルの哺乳類、スナメリ君。ヤツが何回も何回も、僕のちょうど投げる位置を、あっち行ったりこっち来たりしてハンティングするから、本当にジャマでした!君が居ると魚が全く釣れないんだよ!(いや、居なくても釣れてないんだけどね…)頼むからどっか行ってくれ!
しかも最後の方に気付いたんだけど、2頭居たね、君たちは。君たちが居るともう、釣りは無理だよね、絶望的だよね。
でも、まぁ、君たちは生きるためにハントするんだよね、僕は楽しむために釣るんだから、君たちの方が優先度は高いよね。
もうしゃあないから、足元から5mぐらいの所に照明を向けてそこにナオリーセットダブルチャンスを投げるというか、サビキみたいに落とすしかありません。
コノシロは僕の照明の位置に来るとパアッっと逃げていきます。
なんやねん… 魚が集まるんじゃないん…?。
常夜灯直下のアジングの先客もあまり釣果が上がらないのか(あとでコノシロ2匹釣れたとの情報をいただきました)22:30頃に撤収して行かれました。
常夜灯の下が空いたので行ってみると、やっぱり常夜灯は僕の自作の投光器と比べて段違いに明るいです。一帯が明るくて魚影が丸見えです。
ここでも数回投げましたが、ここはコノシロが良く見えるポイントであると知っているかのようにスナメリが居座り続けて、投げづらい!
魚は見えるのですが、イカの姿は全く見えません。今日はもう釣れないですね、諦めます。
広畑は鉄柵があってシャクったり回収したり竿をアクションするのがやりにくいです。
家に帰ってからヒイカの釣果を再確認したのですが、どうやら姫路のヒイカシーズンは11月下旬~12月下旬で、しかも今年はもうシーズンは早めに終了したっぽいですね…。数年前は1月でも高砂で釣果が上がっていましたが、年々やっぱり、イカも数がだいぶ減ってきているということでしょうか。
今回の教訓
- 大晦日は道路も釣り場も空いてて良い。
- 両腕にカイロを貼って来たのは良かった。両腕に4枚、両肩甲骨に2枚貼れば完璧。
- (姫路では)ヒイカのシーズンは11月下旬~12月下旬らしい。
- 昼間は1万トン岸壁では(いろんな意味で)釣りはできないだろう。
- ヒイカ狙いの時はアジングタックルも持って来ておいた方がいい。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません