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2022/04/30 徳島県 エギング

2023年5月6日

いよっしゃああー!連休じゃああー!連休を釣りで充実させるぜー!

いきなりですが連休前までの仕事の疲れとストレスが溜まりまくりで、これは私の場合、大自然と対峙することで癒されるしかありません。なので自分で言うのもなんですが、連休の釣りの計画には余念がありません。

せっかくの大型連休なのでたまには遠出しないともったいない!逆に遠出は連休でしか行けません。どこに行こうか…?

ネット情報によると和歌山・串本や三重県では春イカが釣れ始めているとのこと。そんなん見たら居ても立ってもいられません。今年こそは僕も春イカを釣りあげたい!しかし瀬戸内海の水温はまだまだ低いようです。ならば南の方へ行くしかない!でも和歌山県は遠いな~。というわけで、和歌山ほど遠くはないけど緯度がまあまあ南の徳島県に行くことにしました。今回人生初の四国上陸ということで、本当は高知県まで足を延ばしたかったのですが、まずは一番最初に上陸した地を調査することにしました。

天気 晴れ
気温 12~19.5’C
北2m→東3m→南5m
沿岸波高0.2~0.3m
大潮
満潮05:31
18:12
干潮11:47
当日の気象情報

2週間前から雨が降ったりやんだり、前日も大雨が降り、気温も下がり強風も続いていてコンディションは良くない(悪い)ですがこの日は運良く雨風が落ち着いていましたので計画通り出撃しました。

ちなみに4/28, 4/29も天気予報は晴れでしたが、夕方には結構な大雨が降りました。4/30も晴れの予報でしたが夜には小雨がぱらつきました。今時の天気予報でも外れることがあるんですねえ。

下見がてらピクニック気分で行ってみることにした

前日は疲労で体調が悪く、いまいちやる気が起こらなかったので荷物の準備は当日の朝に先送りしてしまいました…。当日は3:00AMに起床したかったのですが、しんどくて起きれず。4:00AMまで寝て、そこから「あーしんどいなー。行くのやめようかなー。」と思いつつ荷物を準備して出発しました。「ナブラが起きた時のためにライトショアジギングタックルも用意するか…。」という思いは疲労感によって打ち消されます。何を隠そう、加古川BPから西明石ICに入る直前に「しんどいからやっぱやめて家で寝てようかな」と西明石出口から出て一旦引き返しています。しかし「せっかくここまで準備したんだし!行けばリフレッシュできるはず!」と信じて東加古川ランプでまたUターンし、西明石のETCゲートを通過しました。

自動車道の通行料金が片道合計3,410円するから、それなりの成果を上げたい!

05:55 明石海峡大橋

四国に上陸すると徳島JCTから新しくE55徳島南部自動車道というのが出来立てのホヤホヤで開通(R.4/3/21)していました。当然カーナビには載ってないのですが、僕は標識を確認したにも関わらず機転が利かずそちらに行かず、E32徳島自動車道(阿波・愛媛方面)へ行ってしまいました。徳島ICですぐに降りて、一般兼ETCのゲート料金所でインターホンで係員の方に連絡して特別旋回させてもらうことにしました。料金所脇の建物の横に停めると係員の方がすぐに出て来られました。ETC料金が既に精算されてしまったので、鳴門IC~徳島IC間の料金をキャンセルしてもらうのに10~20分ほどかかるとのこと。まあ、その間に朝ご飯のサンミーでも食べてますからいいですよ、ということで手続きを進めてもらい、5~10分ぐらいで処置完了。特別旋回の道順、徳島JCT料金所と徳島津田IC料金所を通過する際にはETCカードを抜いたまま係員に話をしてもらえば事情を説明しなくていいように話を通してくれているという説明を聞いて「この度はお手数をお掛けしました」と詫びて再出発。係員の方は非常に感じの良い方でした。徳島津田IC料金所では話が通っていて無事通過できました。この徳島南部道は今回一部開通で今後も徳島沿岸を延伸する計画のようです。帰りも誤って徳島市街地を通るルートを選んでしまったのですが、徳島市街地は信号だらけですので、淡路島⇔室戸方面へストレスなく通行するならこの徳島南部道を通ることをお勧めします。それと、出口を間違えた場合はETCカードを抜いて清算されないようにすると良いらしいです。清算前なら特別旋回を申し出ると料金のキャンセル手続きをしなくてよいのでスムーズに乗り直しができるらしいです。

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今回は徳島県の南から順に北上するコースで5か所ぐらい立ち寄って釣り場の様子をレポートしようと思います。

甲浦(かんのうら)港

徳島津田ICを出てからはそのままR55で行けば良いものを、なぜかカーナビが県道24号を通るルートを選択し、言われるがまま従いましたが、そのままR55で行くのが正解だと思います。R55に合流後はひたすらR55で南下しました。

まず今回の最初の目的地である甲浦港に来ました。到着する頃にはよく晴れて車の窓を開けると風が気持ち良いです。

港に着くと先客は波止にハイエースを横付けしてキャンプ用の椅子でくつろぎながらまったりと投げ釣りをしている熟年夫婦だけでした。僕の目的地である波止には遠目で見ると誰も居ません。よっしゃ、一番乗りや!

朝の内は北からの風なので、この地図↑の東に延びた防波堤へ行って南向きに投げる計画です。しかし、ここに辿り着くにはどうやら下半身を海に浸かるか船でないと行けないようです。

6枚目の写真ではなんとか頑張ったら向こうへ渡れそうですがその先にも切り立つ岩場の難所があり疲労が蓄積した僕には危険です。残念ですが早々に諦めて戻ります。赤い橋の下で少しだけ投げてみましたが反応なし。アマモやホンダワラといった藻も引っ掛かりません。次の目的地へ移動します。

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竹ヶ島

甲浦の東の対岸、車で1kmぐらいの所にある、潮通し良さげ、潮だまり良さげ(?)な場所です。ただしかなりの浅場です。たまたま居た現地の方に「30分程釣りをさせてください」と許可を得て漁港に駐車しました。

先客は誰も居ません。好きな所をランガンできました。予想通り全体的に浅いです。ここから見て西側は更に浅い磯から砂浜に続いており、サップをしている集団が見えました。

ここには遊覧船の発着場があります。漁港から外海の方へ歩いて向かいます。天気が良くて風も穏やかで波止から石畳の方へ歩くと少し汗ばみます。今がちょうど良い気候で、やっぱり来て良かったです。地磯から投げているとちょうど遊覧船が出てきました。

風がほとんどないので釣りをしていると遊覧船のアナウンスが聞こえてきます。なんでも、この辺りの海底にはサンゴが生えている、ウミガメが卵を産みに来るとのことです。この遊覧船は水中をガラス窓から見えるタイプのようです。

30分だけのつもりが1時間近くやってしまった。時間切れなので次の場所へ移動します。波止にはイカ墨跡もありましたが恐らく新子のものでしょう。ここも藻が引っ掛かることはありませんでした。

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浅川湾南側沖堤防

今回のメインの目的地、浅川港に南北に延びる沖堤防です。昼間は東からの風が吹くので内海側に向かってならば投げやすいという計算です。

ここは12月ぐらいまでアオリイカが釣れるということで期待を膨らませてやってきました。一方でここ近年は堤防に墨跡が全然無いという情報もあり、まあ、どんな所か確かめようと思います。

この浅川港南側沖堤防は自身史上最も分かりづらい場所、秘境中の秘境にあります。最初はカーナビの言う通りに海老ヶ池を時計回りに行ったのですが、それだと車から降りてかなり歩かないといけないルートになってしまいました。池を左回りで行くのが近くて良いでしょう。

12:27 誤ったルート

この向こうに海があるのかかなり不安になりました。

12:28 誤ったルート

↑このトンネル(出口は水たまりで靴がビチョビチョになった…)を抜けた所で軽自動車が通っていたので、「あ、これ間違ってるな…」と気付きました。

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やっとの思いで海に出ると目的の沖堤防から西へ200mぐらいの所に出てきてしまいました。また引き返して車に戻り、Googleマップで確認しながらようやく沖堤防に出られる場所を見つけました。

護岸から階段で海岸まで降り、海岸を200mぐらい歩いて目的の防波堤にははしごで上ります。このはしごも両手を使わないとかなり危険です。

防波堤までの海岸には海抜の低い磯がありここも釣れそうな雰囲気です。ただし帰る頃には水没していました。

この浅川港南側沖堤防は外海側は海面から10mぐらいあり、7mのタモでは届きません。今日は天気が穏やかだから良いですが(と言っても東から3~5mの風がけっこう厳しい)悪天候時は恐らく行かない方が身のためです。

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内海側は2~3m低くなっていて、7mのタモがなんとか届きそうです。先客は誰一人居ません。連休にこんな広大な釣り場を独り占めできるとは地元播磨地区では考えられません。自由にランガンできる釣り場を存分に楽しめます。いかんせん、墨跡はほとんどありません。まあ釣れないんだろうな、と思いつつ、大声で歌いながら適当にキャストします。

北側の沖堤防との間の潮通しは抜群です。ただしそこにあるテトラポットは外海用の大きさで、その上に乗るのはかなり危険でしたのでやめておきました。

内海側の一段下がった所は風が当たらないのでお昼ご飯を食べるのにちょうど良かったです。

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釣り人が誰も居ないというのは気楽でいいのですが、ここで一人というのはちょっと気味悪さも感じます。万が一海に落ちた時の事を考えると背筋が寒くなります。誰も居ないというのも寂しいもんですね。

ここは今回の釣行で最も時間をかけました。岸壁沿いをシャクっているとフグのチェイスがありましたが、イカは居ないようです。

次のポイントへ向かいます。

牟岐港

牟岐港は先ほどの浅川港から北東へ車で5kmぐらい移動した所にあります。

西防波堤

まずは西側の白灯台の方へ行ってみます。

漁港のある内海側でホンダワラのような藻が生えているのをここで初めて確認しました。

この漁港で釣り人に久々に会いました。まだ釣りを始めたばかりの若い人のグループのようです。白灯台のある先端には先客は居ませんでしたが、テトラポットが見た事もないような特殊な形状で、躓きやすい突起があちこちに付いていて、上に乗るのは非常に危険でしたのでやめておきました。

ここは河口の港で内側向けにしか投げられない構造でした。白灯台の向こうに赤灯台を発見。あちらのほうが外海に向かって投げられそうでしたので、すぐ移動することにしました。

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東防波堤

東防波堤の根本まで車で行くのは不可能です。水門のある辺りで車を停めましたが、漁師さんの物置小屋が連なっており、作業されている場合は駐車は不可能と思っておいた方が無難です。

水門の辺りから漁師さんの物置の辺りには野良猫が住み着いているようです。逃げるわけでもなく、寄ってくることもありません。

東防波堤には釣り客は一人も居ませんでした。墨跡は一つもありませんでした。やはり河口なのでイカが来ないのかもしれません。

牟岐港から1kmほど東にある小牟岐港にも寄りたかったのですが、時間の都合上諦めました。

由岐港東防波堤

由岐港は先ほどの牟岐港から北東へ20km移動したところにあります。僕は東防波堤に来ましたが、駐車スペースは1台分のみで運良く帰る人が居て、ちょうどそこに停められました。ここには先客が3人、全員エギンガーで、今日エギンガーを初めて見ました。この防波堤から南に延びる海岸にもサーフからエギングをしているカップルが2人居ました。エギンガーが居るということは釣れる実績があるということです。

だいぶ日が傾いてきていい時間帯です。風が南風になっているので外海側には投げ辛かったです。

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ここは水深が浅く、藻が大量に生えているのを確認できました。藻に引っ掛からないようにと心がけましたが、第一投目でいきなり根掛かり。なんとか回収できましたが危うくまたフラッシュブーストをロストするところでした。

しばらく頑張りましたが、誰も釣れてなさそうです。日が山の向こうに隠れたので今日はピクニックみたいなもんなので、もう帰ろうかと思いましたが、今帰ると渋滞に巻き込まれそうなので、最後に車を横付けできるような所で釣りしながら晩御飯のお弁当を食べて時間を潰して帰ることにしました。

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由岐からまた先ほどの牟岐港の方へ逆戻りする形になるので、行こうか行くまいか迷いましたが、せっかく四国へ初上陸したので行ってみることにしました。

日和佐道路の日和佐出口から海沿いの曲がりくねった細い道路を通って行きます。対向車とすれ違うのはかなりギリギリですので徐行して進みます。今回は往路と復路で各1台ずつ対向車とすれ違いましたが、場所によってはかなり厳しいところもあります。

この港は車を横付けしている夜釣りの先客でいっぱいでした。隙間に車を縦付けして近くの人に聞いてみました。

「あのーすみません。ここは何が釣れるんですか?」
(面倒臭そうに)「以下や」
「皆さん以下ですか?」
「そうや」
「アジを泳がせて?」
「そうや」
「もしかして野猿っていうですか?」
「そう」
「あ、みなさん野猿ですか?」
「そう。ここはみんな野猿。」
「あ、そうなんですね、あの人もあの人もみーんな野猿なんですね。」
「そうや」
「どうもありがとうございました。」

そうなんや、全員野猿師なんや。あ~、野猿ですか…。アジを10m間隔で泳がせている隙間に、後から来た僕はエギを投げる勇気はありませんでした。常夜灯が無いため写真を撮っても真っ暗なので載せていません。後から来たエギンガーが防波堤の奥の方へ歩いていきましたが、僕は夜釣りの装備を持ってきていなかったので竿を出すのは諦めました。晩御飯のお弁当を車内で食べながら周りが釣れているか見ていましたが、結局最後まで釣れているところを見ることはできませんでした。来年の春は朝からここで粘ってみたいと思います。まー、それが分かっただけでも今日は収穫があったというもんです。

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今回の教訓

  • 4月中は徳島といえどまだまだ親イカを釣るには厳しい。
  • 大雨の翌日だったのが良くなかったのかもしれない。
  • この季節、少々しんどくても天気が良い日に釣りに出かけるとリフレッシュできる。
  • 疲労が蓄積していると足場の悪い釣り場でコケる可能性が高くなる。
    今回はコケてないが以前のようにヒョイヒョイとは歩けなくなっていることを自覚しよう。
  • ヘッドライトは必ず持って行こう。