2021/09/19 家島本島 エギング(中編)
家島本島に初上陸し、釣り場の紹介とエギングの結果を報告します。
前編では姫路港から家島真浦港上陸、レンタサイクルで網手(あで)港に到着するまでを報告しています。
今日の天気は晴れ、気温は21~28’Cです。台風14号が過ぎた2日後でその影響で2~6mの北風が吹く予報です。沿岸波高は0.2mの凪です。潮は中潮で09:12/22:42に満潮、04:26/15:17に干潮です。
本編では北風を考慮して追い風となる島の南側での釣行を報告します。
網手港の近くの最初の防波堤
前編で網手港に到着したところまで話しました
目的地の防波堤には原付バイクで来ているシニアエキスパートっぽい先客が一人居ます。
軽く挨拶をして防波堤の先端に入ることができました。
網手港の向こうの岬から延びる防波堤中ほどには軽自動車で防波堤上に乗り付けている3人組、先端には別の3人組のグループが見えます。あちらは潮通しが良さそうで人気のようです。青物でもやってるのかな?
一方のこの波止は僕ともう1人だけ。ちょっと不安ですがイカ墨跡もあるし、とりあえずやってみよう。
風は予報に反してほとんど吹いていないので投げやすいです。
まずは水深を測るために沈下速度2秒/mのヤマシタ ナオリーレンジハンター 1.8D 金アジを使います(新型の沈下速度は2.5sec/mです)。
3~4回投げてカウントしてみました。着水で0, 1, 2, 3, 4, 5, 6?, 7?, 8?(着底?)
まぁ… 言うなれば… なんだ、その、…3~4mぐらいっすかねぇ。(←不慣れ)
風が予報より全然弱いのでシャロータイプの軽いエギでも全方向に投げられます。
という訳で、この後いろんなタイプのエギを取っかえ引っかえ試してみましたが全然アタリがありません(というかアタリがわからないだけかも)。
そんな中、着底してシャクると急にドラグがギィィー…と!…2秒ほど竿を立てていましたが生命反応なし。地球でした。恥ずかしい…。
DUELのトリックフック
竿をピョンピョンさせたりラインを弾いたりしましたが外れず。最後の手段でドラグを閉めて綱引きします。
エイッ!
エギの重みがあり、ホッと一安心。助かった~。回収するとカンナが1本曲がっていました。
さすがDUEL!根掛かりロスト激減は伊達じゃないですな!
このDUELのカンナはイカには曲げられないけど、根掛かり時の強引な回収時には曲がってくれるという絶妙な調整加減です。ありがとう!DUEL!アンタ、天才だよ!
第一精工 MC イカシメ+ホルスター
曲がったカンナを元に戻します。
ジャーン!第一精工のMCシリーズのイカシメ+ホルスターです。
↓これを曲がったカンナの針に
↓このようにパイプに通して針をクイッと曲げてやると
↓ハ~イッ!元通り!
その名の通り、イカシメ+ホルスターはイカを絞めたヘラでまわりが汚れないようにカバーできるホルスターが付いています。
全然釣れません
この後もエギをとっかえひっかえしましたが全然釣れませんでした。
先客のシニアエキスパートも全然釣れないので帰って行きました。
一人になった防波堤をあちこちランガンしますが、チェイスも見えませんでした。
サングラスが安物なので見えてないだけかも。ちゃんとしたやつを買おうかな。
向こうに見える島は5月に行った坊勢島です。民家が山の斜面に密集していて、ジブリ映画に出て来そうな街並みです。
いまだに、あいかわらず、釣れませんね…。
結論:この防波堤にはイカは居ないね!
護岸道路に移動
荷物まとめて波止から出て、護岸道路からランガンしてみようと思います。
すぐに反応あり!
↓作業員が船から大量にフロートを荷下ろししていました。オレンジ色と晴天の空のコントラストが美しいです。
護岸道路から何にも考えずにボーっと投げたら、2投目に引っ掛かった反応あり!1回つかんだけど放したようです。しまったあー!ボンヤリし過ぎてたわー!やっぱ場所かぁ~。Run&Gunが大事ですね~。
やっと1杯
今のでスレてしまったかもしれないと思いエギをナオリー レンジハンター 1.8S 赤エビからエギ王 LIVE 2.0号 ブルーポーションに変更します。
すると目論見通り!足元でステイしたらすぐに抱きました!即アワセで海面からすっぽ抜いて無事ランディング。
さっきと同じヤツが追いかけて来たんだと思います。よっぽどお腹が空いてたんやね。
いよっしゃあ~!今活性が高いみたいだからチャァーンス!
…しかしこの後2回明確なアタリがありましたが掛ける事ができませんでした。2回とも墨を吐かれました。我ながらどん臭いわ~。
さらにその後粘り過ぎて、ここのイカはスレてしまったようです。
昼メシは立ち食いナポリタン
腹が減ってフラフラしてきたので昼食にします。
気温も上がってきて水分補給もしないとヤバイ感じです。
激安スーパーLAMUのナポリタンを急いで掻き込みます。2回に分けて頬張って食べながらキャストします。
この場所を見限って、僕がそろそろ別の場所に移動しようとした頃に電動のレンタサイクルでやってきた人が入ってきました。
電動レンタ人「釣れてますか~?」
僕「いや~、全然ダメです。見えイカもいるんですけどね~。僕が下手過ぎて皆スレてしまいました。なのでここはもうやめようと思ってたところです。」
レンタ人「そうですか~。昼間は厳しいですね~。」
僕「はあー、やっぱ夜じゃないとダメなんすかね。」
レンタ人「マズメ時じゃないですか?」
僕「なるほどー。僕はここはもうヤメますので、がんばってください。」
僕はここから少し離れたところで投げていましたが、この電動自転車の方は15分程で早々に立ち去って行きました。同じ場所で粘らないというのも一つのコツなんですかね。
ほぼ熱中症と言える状態に
それにしても暑いです。予報では風速5mの風が吹くはずなんですが、ほとんど無風です。島の斜面が北風を遮ってるのかな?いくら風裏だからって言ってもこんなに風がないと暑くて仕方がないです。汗をかいても風がないからコンプレッションの放熱機能が上手く働きません。
持ってきた凍らせたアクエリアスも溶けた分は飲み干してしまいました。
喉はカラカラ、頭がフラフラして意識が飛びそうです。溶けたアクエリアスを口にしますが溶けるのが遅いので飲めるのは少しずつです。公園にあるような蛇口がどこかにないだろうか。
自転車で移動しながらランガンしますが釣れません。
動画や釣り番組では簡単に掛けてるんですが、どうやってるんでしょうか。
ちょっと釣りにくいのでここから東の方にある浄化センター裏とその向こうにあるサーフに行ってみようと思います。
家島浄化センター裏
さっきの場所から自転車で2分ほどで到着です。
足場の良い岩壁
釣り客のために用意されているのか、護岸道路の壁の隙間からここへ降りられる梯子が用意されています。そこを通って足元の波打ち際を覗き込みます。
足元の沈め石(ブロック)の上を見ると、見えイカがいっぱいおる!俄然やる気が出てきました!
…と思ったらよく見たらフグでした。
ダメだ、熱中症で集中力も注意力も散漫になってる…。
足場は良いです。
しかし喉の渇きが尋常じゃない。
↑上の写真の向こうの方に梯子があります。
移動しながら足元をチェックしていると、今度こそ見えイカ発見!すぐにナオリー レンジハンター 1.8S 赤エビを投入します。皆注目はしてるし、急に近付けると警戒してイカ墨を吐くヤツもいますがチェイスするほど成長していないので寄ってきません。
ステイし過ぎ
先ほど1杯引っ掛けたエギ王 LIVE 2.0号 ブルーポーションに変えて、沈めブロックの上に放置しました。
すると興味を持って寄って来たのはフグのみ。それでも暫く放置。
やっぱダメかー。と思って回収したら妙に軽い。
なんと、フグにリーダーを切られていました。
ファッ!?ファッキンクサフグYou!! てんめぇーオイタが過ぎるぞー!
…オホンッ!失礼しました。
幸い、切られたエギは辛うじて沈めブロック上の上に乗ったままになっているのが見えます。
切られたリーダーにスナップとナオリー レンジハンター 1.8D 金アジを付けて切られたエギの回収を試みます。
レンジハンターをエギ王 LIVEにゆっくり近づけます。すると…
え…?マジか?一発で見事回収成功!オレって凄くない?⤴
ハイッ、上手いこと余計な時間を掛ける事なく回収に成功しましたので踏ん切りが付きました。ここでステイするのは止めます。
地磯へGo!
せっかくなので、Google Mapで事前に確認して気になっていた地磯に行ってみようと思います。
15:17に干潮だったので、潮を被る前に行ってみます。
あっ、ヤベッ、手前の所がすでに水没しかけてる。早く行かないと。
よっし、タイミングよく渡れた。
濡れてる所は結構滑ります。スパイクシューズがあれば安心ですが、スパイクシューズを履いての乗船は禁止されています。
せっかくなので先端まで行ってみよう。
地磯先端
↓立派な建物だ。お城みたいやなー(この時はまだこの建物が何か知りませんでした)。
↓せっかくなので1回だけ投げてみました。刻一刻と潮が満ちて来る恐怖…。
そんなすぐ釣れる訳ないか。さっ、潮が満ちる前に戻ろう。
こういう時慌てると怪我をするね、これは経験上言える。去年別府港をうろついた時にテトラで滑って足が折れたかと思った(脛の打ち身だけで済んだけど)。
↓ここはまだ問題なく渡れそうですね。
最後の地磯の付け根の所が既に波を被っていて靴の防水部分を濡らしました。ロッドを持ちながら岩を登るのがキツかった。ロッドに傷が付きました…。
↑無事戻って来れました。もうちょっと遅かったら靴がびしょ濡れになっていたでしょう。
隣のサーフでも一応投げてみた
↓ここでも2回ほど投げました。水深が1mと浅く海藻も多いです。
↑この写真の左手にゴロタ岩のあるサーフがあります。そこでも2~3回投げましたが反応はありませんでした。
熱中症で一歩ずつ不安定な足場をフゥフゥ言いながら戻ります。かなりしんどいです。
とにかく水…みずをくれ…。何で風が吹かないんだ…。
喉の渇きが限界になったので島の南側での釣りは終了し、ジュースを買える島の北側へ戻ることにしました。
この建物の近くに自販機はないか?と自転車でうろつきましたが、閉まっています。
「家島浄化センター」か…。立派な建物だ。
自転車でものの1時間弱で1周できるような島でも、コロニーとなっているんですね。
漁師、その船を作る人、バイク屋、重機で護岸工事をする人、散髪屋、電気屋、食料品店、衣料店、水を作る人、汚水処理をする人…。人間っていうのは分業して協力しないと生きていけない。
そんなことより今の僕が生きていけるかが眼前の課題だ…。水だ…み…みずをくれ…。ミミズじゃないよ。みずが欲しい。
後編に続く
今回の教訓
- DUELのエギのトリックフックはロストを激減するすごいフックだ。
- 第一精工のMC イカシメ+ホルスターは必携。
- エギをフォールさせたら全集中!ラインをしっかり見とけ!
- 同じ場所で30分以上粘っても無駄。Run&Gunが大事。
- サングラスは偏光性能の良いものを使え!
- エギをステイし過ぎるのはN.G.。イカに見切られてしまうしフグにリーダーを切られる。
- 9月中旬だからといってもまだまだ暑い事がある。飲料は最低でも1Lは持ってくること。
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