当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています。まー、見たら明らかに広告だとわかると思いますけどね。

2022/05/28 男鹿島 エギング

2023年5月6日

秋の新子のシーズンにはエギンガーでいっぱいという話の男鹿島。今年は家島諸島のうち、まだ行っていない男鹿島に春イカを狙いに行きました。

天気 晴れ
気温 17.8~26.5C
西3~10m
沿岸波高0.3~0.4m
中潮
満潮09:01
22:44
干潮03:40
15:18
当日の気象情報

まー、結論から言うと、行かなきゃ良かったと思うぐらい、散々な目に遭いました。

来年の自分、このブログ良く読んで計画しろよな!データのない所に夢だけ追いかけても現実は付いて来んよ!

・・・はっ!わたくしとしたことが取り乱してしまいました。一旦落ち着こう…。

姫路港から男鹿島へ

今回も交通費節約のため、原付スクーターで加古川から姫路まで行きました。

姫路港には2輪車を停める公式の駐輪場がないらしく、小豆島に行く船の乗務員に聞いたところ、ポートセンターの西にある公園の、臨時駐輪場に停めるしかないとのことでした。ポートセンターから歩いて3分ぐらいの所にあります。草がボーボーに生えてましたが無料です。他に20台ぐらい停まっていました。

男鹿島に行くには坊勢輝汽船を利用します。

坊勢輝汽船は坊勢島と姫路港を往復していて、坊勢島への便は1~2時間に1便あるのですが、男鹿島に寄る便は朝昼夕の1日3便となっています。今回は朝7:30姫路港出港~夕方17:27男鹿島出港の便で往復する計画です。

乗船券は坊勢島でも男鹿島でも片道1,000円ですが、釣具を持ち込む際には300円の釣具チケットも買う必要があるので注意してください。あと、台車などの持ち込みも別料金がかかります。

※(2022/9/4追記)2022年10月から乗船料は片道1,300円になります。詳しくは坊勢輝汽船のHPをご参照ください。

仕事でクタクタの体に鞭を打って前日までに荷物を準備し、当日は5:00AMに起床して5:45に原チャリで出発、飾磨港の近くのLAMUで激安の食料を買い込んで、何とか出港の30分前(7:00)に到着することができました。

07:30 姫路港の浮桟橋

定刻通り出港しました。

僕の手荷物はエギングロッド1本と小さい発泡スチロールとリュックだけでしたので、釣具も一緒に座席まで持ち込めました。

睡眠不足のせいで出発するまでにすでにクタクタです。座席にゆっくりと座るとホッとします。到着するまでしばし休憩します。

07:55 男鹿島の浮桟橋

船は下のGoogleマップの砂浜に浮かぶ桟橋に着きます。ここで10人ほど降りて行きました。半分は釣り客、半分は採石場で働く人でしょうか。働く人はナンバープレートのない車に乗り込んでさっさとどこかへ行ってしまいました。

写真に写っている方々は小さい自転車も載せて来ていました。自転車の持ち込みは500円です。

僕は足元の水中を確認します。小魚がたくさん居ていい雰囲気です。期待が膨らみます。

この船着き場の位置は今日は風が西から吹いて向かい風になりますので、ここから右回りで風裏になる位置を目指します。

廃車された車の放置が廃墟感を醸し出しています。

最初の目的地へ

事前にGoogleマップで確認していた最初の目的地に到着しました。

08:24 最初の目的地

風裏になるこぢんまりとしたプライベート漁港?みたいなところです。

釣れそうな雰囲気です。

ここは水深3mぐらいで水質もキレイで、魚影も濃く、チヌらしき姿も見えました。期待したのですが…。

08:39 藻

藻が酷い。毎回藻が引っ掛かります。今年の瀬戸内海の春はどこに行っても藻が酷い。

反応がないので島を右回り方向に、次の場所へ向かいます。

未舗装の道路に入ってすぐ左の脇道から海岸に出て、良さげなシャローエリアに来ました。

コケてケガしました

採石場の石をそのまま積んだような岩場に出ました。

09:02 採石場の石を積み上げた海岸

ここは水深1~2mぐらいで透明度も高かったのですが、YouTubeで見るようなイカの反応はありませんでした。

そもそもYouTubeで釣りまくってる人って、瀬戸内海に来てどんだけ釣れるんやろうか。あの人たちは釣れる場所で釣ってるから釣れてるんだと思う。九州とか紀南と瀬戸内海って雲泥の差やと思う。

嬉々として投げ始め、フラついてこの岩場で2回コケました。1回目は乗った岩がグラついてバランスを崩し、左足のアキレス腱に岩をこすりつけて激痛が。あ痛ー!歩けるか?今日歩けるのかオレは?…なんとか大丈夫そうです。

2回目は坂になっている岩に乗って投げたら体がふらついてバランスを崩し、後ろに倒れて右ひじを強打して出血

コケたと言っても2回とも山側にコケたので大けがには至らず、不幸中の幸いです。これがもしも海側にコケてたら大惨事です。

出血するケガは久しぶりです。というか前回ケガしたのは1年前に地元加古川の別府港で同じような岩場でよそ見して岩の隙間に足を落としてあやうく脛を骨折するところだった、という釣り絡みで同じような失敗をしていますね。

足場の悪い海岸線沿いにランガンを続けると、サーフに出ました。

09:10 アカクラゲ

うわー… ものすごい量のクラゲだ…。引くわ、これは引く。大量のクラゲを目撃した日はまったく釣れないんだよな…。

サーフから投げ釣り

サーフは安心感があり、ピクニック気分で和みます。

09:23 えさワーム

イカの反応がないので、去年坊勢島で使ったえさワームで投げ釣りでもしてみます。

あー、しまった、天秤忘れたわー。しゃーない、おもりを適当に結んで遊んでみるか。キスが釣れたら嬉しいなあ。

09:30 投げ釣り

置き竿にして放置。その間に早めの昼飯を食べます。釣れないときは食べるのだけが楽しみです。

しかし… 噓だろおい、えさワームで魚すら釣れない。釣れるのは藻のみ。ワームをかじられてもいない。魚もおらんのかいこの海は。どういうことやねん。

09:32 BIGBACKER

しゃーない、ヒラメでも釣るか。

嘘です。キスすら釣れないのにヒラメなんか釣れる訳がない。一応5回ぐらい投げましたが釣れるのは藻だけです。

09:33 藻が爆釣

最初の甲イカ邪道エギングの仕掛けに戻しましたがサルカンやオモリにまで藻が引っ掛かるありさまです。釣りになりません。

ライントラブル5回

じゃあ次はメバリングをやってみようと思います。

風が強いので3gのジグヘッドを使用しました。

がしかし…

10:14 ライントラブル

1投する毎にラインがオマツリします。1回目のオマツリは強風の中30分かけて根性でほどきましたが、2投目でもオマツリして脳がブチギレ、ラインもブチ切ってPEラインを電車結びにしてやりました。もう真面目にする気がなくなりました。

10:45 ライントラブル

またか…。もうやめた。メバリングなんてもうやめた。ジグヘッドが軽いとPEラインはオマツリするっていう事を学びました。今度からメバリングやアジングをする時はエステルラインを使おう。

ペンション青井

今日はここまで来るのは無理かと思っていましたが、あまりにも釣りができる場所がないため、移動し続けてこんな所まで来てしまいました。

船着き場から1kmぐらいは歩いていると思います。

11:18 ペンション青井

釣り人は誰も居ません。それだけが取り柄です。

水質は日本海ほどではありませんが、加古川や明石に比べると全然キレイです。

11:34 運搬船

運搬船が白い軽ワゴン車を運んできました。島内の車はああやって運ばれて来るんですね。船が接岸する前に車は船の降車口ギリギリまで移動していました。おいおい、安全管理は大丈夫なんか?

この島って、廃車になったスクラップがあちこちに点在してて、夢に出て来そうな廃墟感が漂っています。そしてアナーキーな雰囲気もプンプンしています。この島は法で管理されているんだろうか。ちょっと心配になります。

ペンション青井の湾の西側から湾内に投げますが、相変わらず藻だらけです。何も釣れません。

11:41 ペンション青井の浮桟橋

浮桟橋ではイカ釣りは禁止とのことですので、この左側のショアから投げてみます。

水深50cmぐらいのところにチヌが2匹居ましたが、こういうのは絶対に釣れません。

浮桟橋で魚でも釣ろうかな。と思っているとヨットが到着。若い実業家(あくまでも想像)が4人ほど降りて来ました。いいなあ、余裕やなあ。沖で余裕で釣ってきたんやろうなあ。

しばらく待って後で行くことにします。ヨットか。ブルジョアジーやな。さて、こちらはどうかな。

11:49 安定の藻

フッ。やはりな…。そう来ると思っていたよ。

12:05 ホンダワラ

こんだけホンダワラがあるんだからちょっとぐらいイカが居てもいいんじゃないですか。

12:05 ペンション青井の浮桟橋

イカは諦めました。浮桟橋の先端でえさワームでチヌを狙います。

12:20 エコギア 熟成アクア

人間が食べられそうなかつおだし?のきいた匂いです。

足元には30cmぐらいのウマヅラが5匹ほど見えます。時折チヌらしき魚影も見えます。

ライントラブルはもう嫌なので投げずに足元に落とします。

風も強くなってきた

風が追い風なのはいいんだけど、ちょっと時折強すぎる風が。瞬間風速8mぐらいはある。

ぶおおおーー っと吹いたと思ったら

12:32 水没した帽子(①)

帽子が飛ばされました。キス釣りの仕掛けが入った袋も飛ばされました。帽子だけはなんとか救出できました。これだけの風があれば帰るまでには乾くでしょう。ということで、浮桟橋の手すりに引っ掛けておきました。

12:49 藻(ヘドロ付き)

安定の藻ですね。はい、もうわかりました。

13:12 焼きそば大盛

こういう時は食べて元気になりましょう。

また風がぶおおおーー と。これでもかというぐらい吹きます。

焼きそば頬張りながら、後ろに干してた帽子は大丈夫か?と振り向くと居ない。帽子がない。

周りに浮かんでないか探したがない。

あー、もう沈んだんやな。仕方ない。諦めよう。amazonで1,000円ぐらいの安物やし。

と思ってたら、自分が糸を落としてる足元の浮桟橋の下からプカプカと流されて出てきました。

13:21 水没した防止(②)

こんなことあるんや。エギで速攻回収しました。もう帰りたい。魚も食ってこないし。

もう戻ることにしました

片付けました。はぁ~ ダメでしたね。

13:51 納竿

晴れているのがせめてもの救いです。

トボトボと来た道を歩いていると、先ほどのブルジョアジーも海岸を散策していました。案外若いヤンキーみたいな人達でした。

一部採石場出入口エリアは未舗装の道路となっていますがその区間はせいぜい100mぐらいです。

やっとメバル1匹

帰りながら、朝最初に行った所で足元に落とすようにしてメバリング。そしたら

14:40 メバル

1投目で釣れました。スレ掛かりですけど。スレなんかーい!

14:40 メバル

スレ掛かりだけどうれしいからもう一枚撮っとこ。

はぁ~ 釣りというのは、釣れない魚よりも釣れる魚を釣って楽しむ方がいいのかも。

すぐ逃がしました。

14:43 ガシラ

足元の同じ場所に落とすとすぐに釣れました。そしてすぐに逃がしました。この後が続きませんでした。

来年はもうこの島に来るのはやめよう

坊勢輝汽船の浮桟橋へ戻る

船着き場に戻ってきました。

15:09 坊勢輝汽船の浮桟橋

風が強い。釣れる気がしない。

上のインスタグラムのコンテナの写真は坊勢輝汽船のスタッフの詰所ですね。エアコン完備で外観もここだけきれいです。最近出来たのかな?

15:14 坊勢輝汽船の浮桟橋

浮き桟橋の日陰の椅子に座ってちょっと休憩します。あーしんど。今日はやっぱり来なければよかった。お迎えの時間まで何しようかな。時間を潰すって勿体ないなー、忙しいシングルファーザーの僕としては2時間も時間を潰すなんて、本当に勿体ない。

ラストゲーム

時間が勿体ないし、いっちょやってやるか。

17:00まで諦めずに散歩を兼ねて釣りをしようと思います。

砂浜ではキス狙いの釣り客が2人。釣れているようです。

浮桟橋の西側、中村荘の方へ行ってみることにします。

15:34 LeBlanc 店内

青い屋根のきれいな平屋建ての建物が。今日は閉店しています。マジックミラーのようなガラス窓で中が見えません。カメラを窓にくっ付けて撮影。何やらこじゃれたバーのようです。最近オープンしたのでしょうか。お祝いの蘭の花が飾られています。夏になれば海水浴客で賑わいそうです。

15:42 中村荘の横の小さい防波堤から坊勢輝汽船の浮桟橋を望む

風がますます強くなっています。風速平均6m、最大10mぐらいはあります。上の写真の右手の砂浜からほぼ向かい風の中、2人がキス釣りをしています。

中村荘

背後の方に中村荘があります。なんていうか、リゾート民宿っていうんですかね。そんな感じです。ジュースの自販機が敷地内にあるのを確認しました。自販機があるのは多分ここだけですね。

中村荘のプライベート浮桟橋には大音量のやかましい水上暴走族が停泊して暴走、酒を飲んでいるようでここまで聞こえるような大声を出しています。

中村荘のリゾート客2人だけを乗せた中村荘所有の船が周遊に出かけました。いいねえ、お金持ちは。

そんな中、僕は一人釣れもしない釣りをしています。

ここから坊勢輝汽船の浮桟橋の方に投げるのが追い風です。ぶおおおーー!と、これでもかというぐらい吹きます。神サマ、頼むからもうやめてくれ。願いも虚しく、ぶおおおーー!と吹かれて耐えきれません。

15:56 安定の藻が釣り放題

こんなところでキスなんか釣れるんや。すごいな、あの人たちは。

16:17 藻

もういいです。もう十分だ。自分、やる気スイッチOFFしました。

へとへとに疲れました

16:30頃に片付けて、船が来るのを浮桟橋でスマホいじりながら待ちました。

あー、今日もアカンかったなー。

船内は坊勢島から乗った客ですでに結構一杯です。50人は乗ってたと思います。僕は並び遅れて、最後の方に乗ったから、空いてる席は一番前の方だけでした。

船内では居眠りもできず、疲れすぎて記憶がありません。

姫路港に帰ってきて、原チャリに荷物を積んでると、家島の地元の人らしきおじいさんが話しかけて来ました。

「釣りか?」
「ええ。釣れませんでした。イカ狙いなんですけどね。」
「まだ早いわ。」
「早い?遅いでは?」
「コウイカは6月上旬~中旬に入ってくる。アオリはその後やで。」
「(まー、確かに淡路島のイカの禁漁期間はたしかそれぐらいからだったような)そうなんですね。ありがとうございます。」

たぶん、昔はそうだったんでしょうね。今は来週(6月)から釣れるとはとても思えません。

帰りに姫路港の近くのLAMUに寄って晩御飯の総菜を購入。この時間でもレジは長蛇の列でした。

さて、この後ガソリンスタンドに寄ってから帰ります。原油が高騰しているけど、原チャリならリッター50km走るからリーズナブルです。ただしこの時期でも夕方はジャンバーがないと寒いです。

18:39 こういう感じで帰ります

19:30頃に無事帰宅。釣具の片付けは明日することにして、先に腹を空かせた子供達にメシを食わせます。

翌日も早朝から目が覚めてへとへとになりながら荷物を片付けていると、何かの液体が付いてる。リュック内でだしのきいた匂いが。まさか?もしや?Oh, Shit! なんと、エコギアの汁が袋からこぼれてるやんけー!!最悪やんか!あー、エコギアの袋のチャックがちゃんと閉まってなかったんやなー。それで岩場でこけた時にブチュッっと出たんやろうか。リュックを裏返して一晩水に浸け置き洗いすることに。はぁー、しんど。今回は何もかもうまくいかんかったなー。最近疲れてるせいで準備をいろいろ手抜きし過ぎなのがいけないのだろうか。

↑速攻で買いました。

今回の教訓

  • 足場が悪い場所は避けるべき。この年になると若いころのように体幹が良くないから。
  • 5月の男鹿島は釣りにならないぐらい藻が酷いので行かない方が良い。
  • 天気予報で風速6mを超える場合は釣りに行かない方が良い。
  • 天気が悪いときは釣りに行かない方が良い。
  • 帽子を風に飛ばされないように注意。
  • 仕掛けなどが入った袋を風に飛ばされないように注意。
  • 3gとかのジグヘッドをPEで投げるとライントラブルが頻発するのでエステルやナイロンを使う方が良い。
  • ハイブリッドワームの液体がリュックの中で漏れないように注意。
  • コウイカは6月上旬~6月中旬に入ってくるらしい。ホンマか?
  • アオリイカはその後入ってくるらしい。ホンマか?
  • 釣りは心に余裕があるときに行こう。まず家の用事を済ませてから行こう。
  • とにかく、今年の5月に学んだことは、5月は瀬戸内海には釣りに行くのをガマンしたほうがいいということ。