2021/11/22 シーバトラーライト ガイドリング補修(前編)
8/28のヘチ釣りから帰宅して竿を洗っていると竿先から5番目のガイドリングが無くなっている事に気付きました。当たり前ですが、このままではラインへのダメージが大き過ぎて使えません。
まだ2シーズンしか使ってないので自分で修理することにしました。
補修部品は9/4に既に取り寄せ済みでしたが、時間がなかなか取れなくて修理できていませんでした。
今日は久々に4連休なので、ネットで調べた情報を参考にしてガイドリングの接着をしたいと思います。
作業前の確認
シーバトラーライトの竿先から5番目のガイドのリングが無くなっています。↓
ここにリングを接着剤で付けます。リングはロッドを自作する人のために販売されているガイドフレームから取り外したものを付けます。ガイドフレームはステンレスのFuji SiCガイドを購入しました。フレームはチタン製のものもありますが、今回はリングだけが必要でフレームは不要なので安いステンレス製を買えば十分です。
富士工業 Fuji ステンレスSiCガイド PKTSG 3 PKTSG 3.5 PKTSG 4 PKTSG 4.5 PKTSG 5
サイズはガイドフレームの内径を物差しで測って目測で5mmだったので5mmのものを注文しました。
失敗した時のために2つ購入しています。
さて、これを火であぶってリングを外します。
ガイドリングの材質
ガイドリングの材質はSiCが良いらしいです。釣具店でロッドを買う時、パッケージに「Fuji SiCガイド」っていうのを売りにしている商品をよく見かけますよね。僕はFuji SiCっていうのは商品名だと思っていましたが、SiCはシリコンカーバイドっていう材質の名称なんですねー。SiCガイドならFuji工業のものがメイドインジャパンクオリティで秀逸だということなんですね!
SiCはセラミックでダイヤモンドの次に固く、放熱性や比重に優れています。大物が掛かってラインがギュイーン!って出て行った時に、ガイドは摩擦熱で焼かれますが、SiCなら放熱性と硬度が高くて強くて安心だ、ということらしいです。
ちなみにシーバトラーライトに最初に付いていたリングの材質はアルコナイトだと思われます。アルコナイトは放熱性や硬度の性能はトルザイトの次に良いのですが比重がやや重いです。しかし何と言っても安価なので入門用ロッドによく用いられているとのことです。
さらに因みに言うと、これまで半導体はケイ素(Si)が主流でしたが、電気自動車などを制御するコンピュータに用いる半導体は大電流のためSiCが用いられるようになってきているとの事です。
ガイドフレームからリングを取り外す
さて、このガイドからリングだけを取り外します。やり方はネットで調べた通り、ライターで焼き切る。それだけです。
ガイドフレームとリングは樹脂系の接着剤=エポキシ樹脂でくっついています。
SiCはセラミックですから、ライターであぶったぐらいではなんともありません。ライターで焼けばエポキシ樹脂だけが焼失するという手筈です。
とは言うものの、新品を焼くというのはなかなか勇気のいる行動です。
まんべんなくライターで焼くと、1回だけ樹脂が「ジュワッ!」と燃え上がりました。
取れるかな?と思ってもう一方のピンセットでつまんでみますが取れません。
思い切ってフレームのステンレスが少し赤くなるぐらいまでライターで炙ると、焼き切れたリングがポロッと下に落ちました!
幸い床には転がり落ちず、作業台の上に落ちていました。落ちた所の作業マットが少し溶けてしまいました。
ふぅ~…。無事に上手く焼き切ったようです。
サイズが小さかった
この外したリングをロッドのフレームに付けようとサイズを合わせてみると…
あー サイズ小さかったわ…。
もう一回り大きい5.5mmを速攻で注文しました。
富士工業 Fuji ステンレスSiCガイド PKTSG 5.5 PKTSG 6 PKTSG 7 PKTSG 8
今回の教訓
- ガイドフレームの内径はノギスで正確に測るべきだった…。
後編へ続く!
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