2022/10/29 津名港 タチウオ釣り
今週末の日本海は沿岸波高が1.5mあるとのことで、エギングのリベンジは諦めて、今日は波が穏やかな淡路島でかねてからやってみたかったタチウオのウキ釣りをしてみようと思います。
タチウオのウキ釣りは初めてなのですが、以前から仕掛けと釣り方の情報を収集していました。あとは餌だけ買えば釣れるはず!久々の餌釣りです。餌だから釣れる確率高いでしょ!
10/29 17:00~24:00 | 10/30 0:00~5:00 | |
天気 | 晴れ時々曇り | 晴れ |
気温 | 16~12’C | 12~9.8’C |
風 | 北北東5.6~北東2.1m | 北東2.1~南南東1.5m |
沿岸波高 | 0.2m | 0.2m |
潮 | 中潮 | 中潮 |
満潮 | 09:36 19:47 | 10:42 19:58 |
干潮 | 02:34 14:26 | 03:21 14:58 |
月齢 | 3.7 | 4.7 |
月出没時刻 | 10:23~19:56 | 11:29~20:59 |
淡路島・津名港へGo!
「淡路島 太刀魚 ポイント」でググると、「洲本港か津名港の二択だ」というアンサーが出ています。ホンマかいな。津名港は車を横付けできるとのことですので当然人気は高くなるだろうし、たぶんこの時間はもう入れないだろうと予想しながら向かいます。
今日は北からの風ですのでこの位置なら追い風になります。パーカーを被っていれば寒さもマシなはず。車を横付けできるのもこの位置でした。一応、念のため、エギングタックルも持ってきていますので、追い風になる位置を選ぶのが鉄則です。
神戸淡路鳴門道はこの時間、下りは空いてましたが、上りの車線が結構混んでました。ETC休日割での高速料金は下記の通り。明石西から津名一宮までの標準所要時間は45分です。
普通車 | 軽・自動二輪 | |
明石西→垂水JCT | 480円 | 390円 |
垂水JCT→津名一宮 | 1,470円 | 1,200円 |
合計 | 1,950円 | 1,590円 |
話が前後しますが、上の写真の2~3枚目の船について説明します。車横付け可能なエリアは本当に車を横向けにして停めてる人(中には斜め45’に停めてる人も居た)もいたりして入れる隙間がなかったのですが、さあこれから太刀魚の時間帯だ、という頃にそのベストポジションの位置に巨大な船が来て、ほとんどの人が立ち退きになりました。かわいそうに…せっかくベストポジションを確保していたのに…。まあこればっかりは仕方ない。港湾はそこを仕事にしている人のためにあるんだから。その船は結局次の日になっても停泊していました。
えさはドジョウかキビナゴがよい、あるいはそこで釣れたアジやイワシでもよいとのことです。僕はお手軽にキビナゴを買うことにしました。
エサは津名港のすぐ近くにあるシーバイトさんで買えます。店長に聞いたところ小さいサイズの300円分を買えば一晩ぐらいなら十分とのことです。今年は太刀魚はそこそこ釣れているらしいです。去年はぜんぜん釣れなくて餌がぜんぜん売れなかったと嘆いていました。
津名港 10/29(土)
津名港の車横付けエリアに行くと予想通り既にいっぱいでした。いったんは諦めて引き返し、車を駐車場に停めたのですが、エリアの入り口付近に少しだけ隙間を見つけました。両サイドの人達にお願いして、ちょっと無理があったかもしれませんが入れさせてもらえることになりました。
左の人は80歳ぐらいの父の運転手兼安全監視のためだけに来た好青年(つっても僕と同い年ぐらい)。なんていう親孝行な息子なんだ。この方は右の人のウキが左へ流れて来たときに父に代わって右の人に「ウキを上げてください」と頼みに行く係もしていました。父が耳が遠くて足元も危ないから一緒に来ている、自分は釣りはしないと言ってましたが、なんちゅう親孝行な息子なんでしょう。感心しきりです。この方には淡路島のポイントや太刀魚の釣り方を教えてもらったり、僕のアジング・エギングの失敗談なんかを聞いてもらったりしました。大阪から来られていて先週も来ていたそうです。大阪の方が釣れるんじゃないですかと言うと、大阪は水が汚くて食べる気がしないそうです。
右の人は僕と同い年ぐらいの3人組の男女です。
僕「すみません、挨拶が遅れました。狭いですが入らせてもらいます。」
男の人「ええ、いいですよ、もう、遠慮せずバンバン思いっ切り投げてください。」
僕「ありがとうございます。」
両サイドいい人で良かった。投げてもいいとは言われたのですが、右の人の仕掛けが僕の前まで流れてくるので僕は足元近くにしか投げられません。まー、後から来たのでそれは仕方ないです。太刀魚が回ってきたらそんな投げなくても釣れるでしょう、まだ釣ったことないけど。
仕掛けは富士灯器の太刀魚スターターキット2本針タイプを使います。ナイロン3号を巻いたリールを持っていけばあとはこれを一発で付けたら完成です。簡単!
しかし、この2本針タイプ、餌の前と後ろに付けるのでエサの針を避けてお腹だけかじられてすっぽ抜けるのでは?と思い、針を釣りドラさんがやってたトレブルフックを使った仕掛けに変更しました。
今写真見て思いましたが、針がデッカ過ぎるし、フックをつなぐスナップもデッカ過ぎだなー。これは魚が警戒するなー。改善が必要です。トレブルフックは4号ぐらいがちょうど良いと思います。
仕掛けを投入して、時合が来たら飯どころではないだろうということで先に腹ごしらえします。
狭いところに入れさせてもらった手前、僕は足元近くにしか投げられませんが文句は言えません。しばらくすると潮の流れや左右の人の投げる位置がわかってきましたので僕も少しずつ遠くに投げれるようになりました。
この仕掛けで一度ウキが沈みましたが、沈んで15秒ぐらいで聞き合わせしたところすっぽ抜けました。ああー残念。でもタチウオが居ることはわかりました。
その後僕の仕掛けには反応がなくなりましたが、右の3人組は日付が変わる前に一人あたり1匹ずつ釣れていました。右の人が「あそこ投げてみ!激アツポイントやで!」と言われ本当にその人のウキの1m左に投げてみましたがアタリはありませんでした。
左の親子は日付が変わる前23時ごろに帰っていきました。
僕「もう帰るんですか。」
親孝行息子「ええ、父が老齢なので。」
僕「すごい親孝行ですね。」
息子「ハハハ…。」
津名港 10/30(日)
右の男女は夜中12時頃に車やテントに分散して就寝しました。ラッキーにも釣り場を独占できる状態になりました。しかし、アタリは全然ありません。
何がアカンねんやろ、と思い、スターターキットに最初から付いてた針に戻してみるとウキが1回沈みましたがまたしてもアワセきれませんでした。
エサの状態を確認すると、バックリ食いついているのではなく、甘噛みしているような歯型でした。活性が低く、警戒もしている、ということがわかります。
日付が変わって冷え込んでくると外で待っているのが辛い。車の向きを海側に向けて、車内からウキの様子を注視します。車をすぐ近くに停められて良かった…。
まったく釣れず。もう帰りたい。集中力も途切れてきて目の焦点もかすんできます。
3:30か…。神様たのむ!1匹だけ釣らせてくれ!こんなけ頑張ってるんだから1匹ぐらい釣らせてくれてもいいだろう!両手で祈って神頼みしていると願いが通じたのか、ウキがスゥーっと沈みます。
「おお、来た!」急いで車から出てウキが見えなくなるまで沈むのを確認してから軽くアワセますと、なんか付いてる!ていうぐらい軽い生命反応です。
無事に1匹釣れました。小さいですが、初物なので持って帰ります。
この後5:00まで粘りました。右の人が起きてきました。
僕「おはようございます。」
右「釣れましたか?」
僕「いや~徹夜で頑張ったんですが激渋でした。」
右「どういう仕掛けですか?」
僕「こういう…」
右「僕はこういうの使ってる。自分で作ってるんです。」
参考:太刀魚 浮き釣り仕掛け地獄針【自作】 – wildworks
僕「なるほど。参考になります。明るくなってきたら釣れないんですよね。」
右「ですね。僕らはもうちょいやってみます。」
僕は体力の限界でしたので終了としました。
この後続々と車が入ってきました。
淡路から家路
疲れました…。
釣りで徹夜したのは初めてです。帰りの運転はめちゃめちゃ眠かったですがなんとか無事に帰宅できました。
帰宅後、風呂も入らず釣り具を洗って拭いて干してから2.5時間だけ仮眠をとりました。2.5時間でも眠ると元気回復です。
この後家事を済ませるともう18:30です。
1匹だけ釣れたタチウオを料理します。改めてサイズを見ると指2本でした。ほっそ!
ハサミでぶつ切りにして内臓を取って、フライパンでバターと塩コショウでムニエルにします。
タチウオはウロコがないので楽ちんです。
あっという間に完成しました。ほぼ毎日スーパーのお惣菜で済ませているので、このニオイは我が家では滅多にしない良い匂いです。
まあまあ美味しかったので成功です!背びれの小骨が多かった。次はもうちょっと大きいの釣って刺身にしたいです。
今回の教訓
- 次回は仕掛けを自作しよう。
- トレブルフックは4号ぐらいがいいかも。
- フックはスナップで付けると警戒されやすい。フックとワイヤーリーダーは直付けがよい。
- ワイヤーのハリスはできるだけ細くて柔らかいものを選ぶ。
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