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2021/12/05 シーバトラーライト ガイドリング補修(後編)

2023年5月5日

今年のヘチ釣りで愛用した手持ちのコスパ最高代用アジングロッド・シーバトラーライト73Lのトップから5番目のガイドリングが無くなっています。ネット情報を参考にしてガイドリングの取付を試みたけど、取り寄せたガイドの外径(5mm)がガバガバだったので一旦中断した、というのが前編でした。

一回り大きい5.5mmのガイドを取り寄せたので、取り付けて今日完了させたいと思います。

今日は久々に11時間泥沼のように眠れたので、集中力と視力、やる気と勇気と根気が回復しました。このところ疲れが溜まってると手の震えが酷くて、こんな細かな作業はできません。今日を逃すと次、いつできるかわからないのでやってみようと思います。

僕は子供の頃から手先は器用な方だったのですが、最近は自信を無くしつつあります。接着剤を使うのでやり直しはできません(下で述べますが実際は4回やり直しましたけど)。ちょっとした決断を持って一気にスムーズに正確に作業しないといけないという緊張感の中での作業となります。

Fuji ステンレスSiCガイド PKTSG 5.5

ガイドは今回もシマヤ釣具店さんから取り寄せました。品揃えから言って、ガイドリングを取り寄せるならここ一択です。


富士工業 Fuji ステンレスSiCガイド PKTSG 5.5 PKTSG 6 PKTSG 7 PKTSG 8

↓取り寄せたガイドリングは1つ545円でした。念のため、予備でもう1つ買っています。メール便で送料200円です(2021/11現在)。プチプチ封筒のメール便の中に納品書に貼り付けた形で送られて来ます。

08:56 PKTSG 5.5 荷姿

前編と同様に、ライターでガイドとリングをガンガンにあぶって焼き切ります。

スルメでもこんなに炙らないぐらいあぶります。

09:00 PKTSG 5.5 を焼く

付いている接着剤を「ジュワッ!」っと燃やして更に焼くと、コロン!と外れます。下に燃えないシートを引いておくと良いでしょう。

火であぶり続けると外れました。

09:04 焼き切ったPKTSG 5.5

SiCリングに燃えカスが付いてるのでティッシュでゴシゴシ拭き取ります。

PKTSG 5.5を当て嵌めてみる

では、シーバトラーライトのガイドに嵌めてみます。

…あ、あれ?入らない。

リングの向きを逆にしたり、ガイドの下から入るか試したりしましたが、どうしても入りません。

09:07 今回は大きくて入らない

入らへんやんけ。あー、無駄な買い物したわー。

やっぱサイズはちゃんとノギスで測った方がいいですね!

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5mmではガバガバ、5.5mmではキツイから、適正なのは5.2~5.3mmぐらいなんかな。ってまだそんなテキトーな事言うてるんかーい。

シーバトラーライトは4.5千円、ガイドは合計4つで送料入れて2.5千円。これ以上部品を買うのはやめとこう。なぜなら、新しいロッドを買う方がいいから。

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結局、PKTSG 5 を使う

しゃーない、ガバガバだけど前編で見送った5mmサイズのリングを使うとするか。

09:14 PKTSG 5

5mmだとガバガバなんだよな~。

09:16 PKTSG 5 はガバガバ

↑ほらね。接着剤を多めに塗るか。

エポキシ樹脂接着剤

ロッドの補修には大抵エポキシ樹脂接着剤を使います。100均でも売ってます。

09:22 エポキシ樹脂接着剤

ガイドリングをはめ込む時にこの↓綿棒が役に立ちます。

09:23 メイク用綿棒
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ガイドリングをこの↓ように乗っけて、ガイドにそっと合わせるようにはめ込む時に使います。

09:24 SiCリング

↓それにしてもユルユルやな~。

09:28 サイズ5だとガバガバ

意を決して接着剤を付けるが…

エポキシ樹脂接着剤のAとBを混ぜ合わせて、リングの外回りに爪楊枝で付け、ロッド本体のガイドに嵌め込みました。↓接着剤を塗る所は時間との勝負ですので写真撮ってないです。

09:47 取り付けたんだけど失敗

うわ~、コテコテに塗り過ぎてブッサイクになったわ~。

しかもガイドの隙間に爪楊枝で接着剤を塗り付けた時に、ガイドの内径にも接着剤が付いてしまいました。

これはイカン。スルスル感がなくなって、ラインとの摩擦抵抗が大きくなってしまう。

さっきの先細の綿棒で拭くと余計に接着剤が広がってしまいました。

しかも時間が経つにつれて接着剤が硬化してきてるから、爪楊枝で修正しようとすると樹脂がくっついてガタガタの形に固まってきた。

09:48 接着剤がリング内側にまでコテコテに付いた

ううーむ、これはアカンな…。失敗か?どうする?このままにするか?やり直すか?やり直しできるのか?

ええい!やり直しじゃ!

とティッシュで外して固まってきた接着剤を拭き取ります。

失敗、そしてやり直し

リングの方の樹脂はまた焼いたらいいんだけど、ロッド側は焼くわけにはいかないので、固まってしまう前に入念にティッシュで接着剤を拭き取ります。

ちょっと不安でしたがやり直しはできるようです。案外、ティッシュでキレイに拭き取れました。

09:56 外したSiCリング

リング側の硬化してきた接着剤はくっついたティッシュ片もろとも燃やします。

09:58 もう一回焼く

樹脂の燃えカスは入念にティッシュと綿棒で拭きとります。

10:02 綿棒で清掃

元のスベスベ感が復活しました。

10:03 綿棒で清掃

ガイド側も入念に拭き取ります。

ちょっと一息

はぁ~。うまくいかんもんだねぇ。

10:04 コーヒー

↑ちょっと一回落ち着こう。冷めきったコーヒーを一口含みます(マグカップ汚!)

ふぅ~。

4回もやり直したわ

さっ、仕切り直し!やり直し!

エポキシ樹脂接着剤はちょびっとでいいです。

10:07 エポキシ樹脂接着剤 AとB

↑これを爪楊枝でグリグリと混ぜて、今度はガイド側に塗ります。

10:09 またコテコテに付けてしまった

あっ…あー…

接着剤の表面張力が!表面張力があ!眼鏡のレンズみたいになってしもーた。

爪楊枝で余分な接着剤を取り除きます。

10:12 付け過ぎた接着剤

↑接着剤が硬化し始めてから爪楊枝で突くと穴が開いてくれました。しかしこの時点で硬化してきているので失敗しそうです。

10:13 ドッキング

↑接着剤がまたちょっと多めだけど、入れてみるか!

…予想通り、結局これも接着剤が多すぎて失敗しました。

この後、さっきと同様にティッシュでつまんで外し、ガイドを拭いてリングを焼いて、を繰り返しました。

(途中同様、省略)

完成!

細かい事は気にしな~い、気にしない!

↓4回やり直して、やっと妥協できるレベルの出来栄えになりました。

10:50 やり直し4回目

↑まー、プロがやった仕上がりとは比較にならないぐらい見栄えがヘタクソなのですが、リングの内側に接着剤が付かずにスベスベの状態にくっ付けられたのでヨシとします!消費したティッシュと綿棒が半端ないッス!

10:51 やり直し4回目

それにしても、細かい作業がダメになりました。若い頃はもっと完成度が高く出来たんですけどねえ。

10:51 やり直し4回目

まぁ、実際に使う分には支障がないレベルに出来たのでヨシとします。

10:52 やり直し4回目

作業中は見えてませんでしたが、結構余分な接着剤がガイドの足に流れて来てますね…。

作業中は対象物がいつの間にか自分でも気付かないうちに、目の前ではなく、目の下に持って来ていて、これはアレか、老眼というやつか。嫌だねぇ、年を取るというのは。

10:53 やり直し4回目

今度からは拡大鏡を使った方がいいかもしれない。

休憩

よくがんばった!オレ!

一つ大きな仕事を片付けられてホッとしました。冷めたコーヒーでも飲むとします(マグカップ汚!)。

仕事というのは時間との闘い。ある程度の妥協は必要なのさ。これは勝利の美酒です。This is me!

10:55 苦労の残骸

4回もやり直したから綿棒とティッシュの消費が半端ないです。

4回もやり直すとは。我ながら腕が落ちた。そもそも1発で完成させようと思ったのが間違いか。

10:59 接着剤は4回やり直した

今回はたまたま捨てるアクリル板があったからそれをエポキシ樹脂接着剤を混ぜる容器というか作業台にしました。ガイドリングを付けるぐらいなら接着剤は上↑の写真よりももっとほんのちょっとでいいです。

今回の教訓

ガイドリングを接着剤で1発でキレイに付けるのは素人には難しいので、次のようにやると上手くいくと思います。

  • 1回目は接着剤をほんの少しだけガイド側に付けてリングを仮固定する。
  • 仮固定の接着剤が固まってから、2回目の接着剤で少したっぷりめにガイドに塗って、しっかりと固定する。