2024/07/13 パソコン修理とTPM対応
2024/06/15、午前中普通に起動していた我が家の古い(つってもまだまだ現役の)パソコンがWindowsアップデートした後、午後に電源入れるとPOSTしなくなりました。電源は入っているっぽいのですが、いつまでたっても画面が真っ暗です。
電源ボタン1回押しても電源切れないので、電源ボタン長押しで強制終了させるしかありません。SSDデータが壊れるんじゃないですか。困りますね。
この自作PC、ヤフオクで落とした古いM/BでTPM未対応だから来年からWindows10非サポートになるし、いっそのこと中身刷新するか…。
その日の晩、酒が入った勢いで、M/BとかCPUとかメモリとか衝動買いしてしまいました。
しかし、買った後で、ちょっと待てよ、SSDに入ってるWindowsのライセンスを捨てることになるんじゃね?TPMモジュール買えば延命できるんじゃね?グラフィックボード(以後、グラボ)があやしいんじゃね?と思い、故障部位を切り分ける事にしました。しまった、また要らぬ買い物をしてしまった…。
故障部位の切り分け
このパソコン重たいんだよなー。いや、速さじゃなくて、重量が。持ち上げて机の上に置くだけでもひと苦労です。
どうせ僕はゲームなんかしないので、Officeが動いてYouTubeを見れたら十分なので、ATXで中身刷新しないで、miniPCにすれば良かった…。
年寄りには↑こんなんで十分なんですよ。軽いし、コンパクトだし。
作業のためにデスクの横のPC棚から机の上に運びます。はぁーしんど(まだ何もやってないけど)。
サイドパネルを外して中身を確認します。
埃はほとんどなく、キレイです。
目視で異常は見当たりません。素人にはわかりません。
手持ちのBeepスピーカーを取り付けます。
ピン位置が合ってるか念のため確認。
これで電源入れると、
「ピー・ピー・ピー」
と鳴ります。やっぱりグラボが故障してたんですね。
しまった、先日処分したパソコンのグラボ、置いといたらよかった。まだ新しかったのに。
グラフィックボードの交換
グラボをamazonで買いました。
ASUSのGeForce GT 710です。4,500円ぐらいだったかな?やっす!
壊れているグラボを外します。
パソコン専用のドライバを使ってネジを外します。
外しました。先日処分したパソコンに取り付けていたグラボ、置いといたらよかった。まだ新しかったし。
では新しいグラボを取り付けます。
ASUSのGeForce GT 710ですね。4,500円ぐらいでした。やっす!
ファンレスです。取り外したGeForce9600GTと同等の性能らしいです。知らんけど。
ヒートシンクの造詣が美しい。
出力はDVIとHDMIとD-subです。必要十分です。
マザーボードに差し込んで、ケースに固定しました。
ヒートシンクが海老みたいです。
CPUクーラーも記念撮影しておきます。これも中古です。マザーボードとCPUセットでヤフオクで落としました。それのおまけに付いてました。
すごく冷えそうです。知らんけど。
TPM1.2モジュール
Windows11に適応できるように、amazonで中華TPMモジュールを買いました。
届くのに2週間かかりました。大丈夫かいな。
届くのが遅いので、amazon経由で文句言うたら、日本語がたどたどしい。こんなに遅くなるなら注文しなければよかった。
M/Bのマニュアルをチェック。
このM/B、P5Q Premiumはその当時最高級M/Bでした。知らんけど。
TPM1.2までは対応していると書いてます。そして、TPM1.2だとレジストリを変更する方法でWindows11をインストールできるとのこと。ただしサポート対象外だったかな?
このM/BのTPMコネクタは20-1pinです。20pinのうち、1pinはアサインなしですっていうことかな。
購入した中華TPMも20-1pinで、pin配置は同じことは購入前に確認しています。ASUSやGIGABYTEのTPMコネクタに対応していると書いてありました。ホンマかいな。
マニュアルをよく確認しながら取り付けます。
文鎮代わりにハナヤマのパズルを置いています。
↓ここに付けるんやね。ピンが1本曲がってるけどNCだから気にしない。
アサインのないpin位置を確認して取り付けます。
ちなみに、ここ↓に載ってるLSIの印字に1.2と書いてあればTPM1.2です。たまに間違ってTPM2.0のLSIがはんだ付けされたパーツがあるらしいので注意が必要です。
ピン位置に気を付けて取り付けます。
一応これで正しくできたはず。
電源を入れてみます。中華製は発煙したりしないか心配。
PCは復旧できたがTPMは認識せず
PCケース背面の配線は、仮の接続で電源を入れます。
TPMモジュールがちゃんと刺さっていることを確認します。
では電源を入れます。
ウィーン…
O.K.! 来たよ!(←川上マイスター)
いや、来てないわ…。
M/BがTPMモジュールを認識すると、↓下の画面の1行目に「TPM Configuration」のメニューが出るはずなんです…。
何回再起動しても認識しないので、もういいです。
Windowsは起動できました。SSDは壊れてませんでした。
何かドライバをインストールすればTPMを認識するようになるんやろうか。
そもそもこのユーティリティソフトのインストーラー、Windows10では認識しませんでした…。
BIOSはASUSが公表している最新版(Ver.2406)なんだけどなー。
後で知ったんだけど、中国では法律か、条令で、暗号化モジュールは使用禁止らしいですね。中国政府が国民を監視しづらくなるからなんでしょうね。そんな国で作ったTPMモジュールなんて、そもそも使用実績あやしいですね。これも買ってから気付きました…。
掃除して終了
ほな、閉めて終わります。
汚!フロントパネルに付けたファンのダストフィルターに埃が目詰まりしてます。ついでに掃除しとくか…。
きれいになりました。ファンのLEDが心なしかクリアになった気がする。
TPMモジュールは機能しなかったけど、しばらく(来年10月まで)はこれで延命できました。
今回の教訓
- PCに電源が入るのにモニタに何も映らない場合は、まずはBeepスピーカーを付けてみよう
- 中華製ドーターボードには手を出すな
最近のコメント