2022/09/04 坊勢島 タコ釣り
はじめに(2022/09/11追記)
本記事投稿後、読者の方から坊勢島はタコ釣り禁止との情報をお寄せいただきました。
漁業権が設定されているとのことです。
本記事は次の理由により削除しないことをお許しください。
- 記事の内容は坊勢島はタコ釣りに向いていないという内容です。
- 坊勢島に観光へ行かれる方の参考になる情報も書いています。
タコは漁業権が設定されている地域が多いとのことですので、Googleで調べてから釣行の計画を立てるようにしましょう。
以下、上記の追記前の記事内容になります。
場所を変えてタコ釣り8回目です。
タコは岩礁帯に生息するので、底が岩だらけの坊勢島に行ってみました。
本当は最初は神鋼ケーソンでノマセ釣りしながらタコ釣りしようと計画して荷物の準備まで完了したのですが、この荷物の多さ、またくたびれもうけになったらしんどいなーと思うと気が滅入ってしまいました。
ライトタックルで軽く散策するか…。というちょっとした日帰り旅行気分で島へ行くことにしました。
結局、今日もタコは釣れませんでした。次回でタコ釣りseason1は終了とします。
台風11号は石垣島のあたりにありましたが当日この地方は影響はありませんでした。
天気 | 晴れ 朝は涼しく昼は暑い |
気温 | 24.5~30.7’C |
風 | 東北東2.2~南南東8.1m |
沿岸波高 | 0.2m |
潮 | 小潮 |
満潮 | 02:29 18:38 |
干潮 | 10:06 |
今日も交通費節約のため、原チャリで加古川から姫路港まで行きました。朝の内はコンプレッションウエアの上に綿のTシャツと薄手のパーカーでは少し肌寒かったです。
来週からはウインドブレーカーを着た方が良さそうです。
今回の坊勢島釣行の概要
今回は午前中で完全撤収の制約の中で3か所回る計画です。
今回は坊勢島フェリーターミナルから歩いて行ける奈座新港 奈7号8号防波堤、奈6号防波堤、そして前から気になってた弁天島海神社周辺へ行きました。
防波堤の名前はいろいろ調べた結果、リンク先水産庁の資料が分かりやすかったです。あと、こちらの坊勢島の空撮動画も見つけました。すごく上手にまとめられていて初めて行かれる方は見ておくといいと思います。
姫路港から坊勢島へ
原チャリは無料の駐輪場(ココ↓)に停めます。
何台かはバイクカバーがしてあります。徹夜組でしょうか。
坊勢島へは坊勢輝汽船のフェリーを利用します。この日も7:03姫路港発~7:35坊勢島着の始発に乗ります。チケットはバスターミナルのあるポートセンター内の自動販売機で購入します。
料金は片道1,000円、往復2,000円、釣具持ち込み代は別途往復で300円です。4輪のカートはたたんだ状態でのみ持ち込み可です。2022/10/01から運賃が片道1,300円に値上がりしますので、その前に行くことにしました。その他細かな注意事項はこちらの公式HPをご参照ください。
今年はどこもかしこも値上げ、値上げで、我が家の家計は火の車です!食べ盛りの子供2人を抱えてエンジェル係数がグーン!と上がっています。まあ、それは置いといて。
往路はいつもの「はるか号」でした。日曜日の割には空いていました。この時乗り込んだ釣師は僕とフカセの1人とエギンガー1人だけでした。
僕の荷物はいつものタコ釣り専用ライトタックルで、ショアジギロッド1本と小さいクーラーとリュックとウエストバッグだけです。
↑amazonで4,000円ぐらいで安くて軽くておすすめです。
始発は男鹿島に停まらずに坊勢島に直行です。
坊勢島に着くと前の日から現地入りしている夜釣りのエギンガーが10人ぐらい乗って帰って行きました。まだ時期は早いと思っていましたが結構釣れているようです。
到着したフェリーターミナルの前には坊勢漁港ふれあいプラザがあります。中では現地で獲れた海産物を販売しています。昼に帰る時に入った時はクーラーが効いていて非常にありがたかったです。
フェリーターミナルには駐輪場もあり島民の足であるスクーターがズラリと停まっていました。
奈座新港へ向かう
まず今日最初の釣り場「奈座 奈7号/8号防波堤」へ向かいます。
奈座港は相変わらず魚影が濃いです。スズメダイがうじゃうじゃ見えます。これを見ると「今日は釣れるで、絶対」って思うんですよねー。
途中、エギンガー2人組と目が合い、軽く会釈。
僕「釣れましたか?」
エ「ええ、ボチボチです。」
僕「徹夜ですか?」
エ「そうです」
僕「お疲れ様です。」
エ「がんばってください」
僕「おk」
奈座港沿岸沿いに恵美酒神社を左手に見ながら北上します。去年の春に長井4号防波堤に行きましたがそれに比べると道はわかりやすいです。
奈座新港 奈7号 8号防波堤
今日最初の釣り場、奈7号・8号防波堤に着いたら、さっそく試してみたい仕掛けがあります。
岸壁沿いに落とし込んで、歩きながら底をネチネチと探るやつです。アクションが楽なので釣れればラッキーです。
重くなったらタコが乗っているのでアワセれば釣れるというすごく簡単なやつです。
一瞬何か触ったような気がして思いっきりアワセたら、なんとアナゴがスレ掛かりで釣れました。この地方はタコよりもアナゴを狙った方がいいのかな?このアナゴ君には海にお帰り頂きました。
歩きながら探りながら防波堤先端の方向へ向かいます。
すると、防波堤の目と鼻の先、ホントに岸から10mぐらいの所で漁をする船が4隻、左から右へ流して行きます。船びき網漁という、まさに一網打尽の漁で、この辺り一帯の魚をゴッソリと持って行かれます。底は岩場なので、底引きではなく、水面から中層ぐらいを曳いてるようです。
あちゃー、こりゃイカンわ。釣れる気がしない。そんなゴッソリ持って行かれたら、ベイトがいなくなるからタコも居ないんじゃないですか。しかも何回も行ったり来たりしてるので、ハッキリ言ってここで青物狙ったりするのは無理です。こういう事って実際に行ってみないとわからないんですよねー。
波止タコ寄せセットにアタリはありませんでしたので仕掛けをタコエギに変更します。
今回は生ハムをやめてベーコンを巻いてみます。ベーコンの方が厚みがあるので身持ちがいいのでは?と考えました。
ベーコンは輪ゴムでタコエギに固定しました。ワイヤーで巻くよりも簡単です。オモリは10号です。
船びき網漁の船が居ない間に防波堤の外向きに投げると、1投目でベーコンがボロボロになりました。そうなんや、こうなるんや。生ハムの方が身持ちが良いというのが良く分かりました。
防波堤の内向きにも投げてみましたが反応はありません。
今日はもう一つの仕掛けを試してみます。
ささめ針のタコ連結集寄です。先週の林崎漁港では他のタコ釣り師が皆デッカイこのような飾りを付けていて、帰ってから調べると集寄(しゅうき)というものであるとわかりました。マネをして僕も使ってみます。
外向きの足元でいきなり根掛かりしました。アーメン。
↑あまり出番があってほしくないですが、今年何回使ったことか。タコ釣りには必需品です。
漁船が目の前を通り過ぎる中、諦めて思いっきり引っこ抜きます。
今回は無事に回収できました。
エサがなくなっていたので巻き直します。
全然反応がありません。
9:30に時間切れとなりましたので次の釣り場へ向かいます。
奈座港 奈6号防波堤へ向かう
Googleマップを見る限り、奈6号防波堤へは恵美酒神社の裏手にあります。恵美酒神社に裏口があってそこから行けるのかな?と思い、来た道を戻り、まずは恵美酒神社に向かいます。
恵美酒神社に続く防波堤の両サイドは漁船がズラリと停泊していて釣りはできません。
恵美酒神社
鳥居をくぐって神社のある小山を登ります。
小山からは密集する住宅地、その向こうに坊勢小学校が見えます。この島の住人はほとんどが漁師だと思いますが、それにしてもデカイ家が多いです。漁師ってそんなに儲かるもんなんか?調べたところ、坊勢島は「畜養」という方法で安定した収入を得、年収1,000万円クラスの漁師が大勢いるそうです。全国的にも珍しくTVなどでも紹介されたらしいです。
手を洗ってから神社の境内に入り、本堂の裏手に回りましたが裏口はありませんでした。
社務所の裏も見ましたが険しい藪で通れそうにありませんでした。神社から防波堤へは抜けられないようです。
神社から出て、神社のある小山の北側の地磯を通って奈6号防波堤へ向かいます。
奈座港 奈6号防波堤
奈6号防波堤に続く地磯の濡れている岩は滑りやすいので注意が必要です。今回は絶対にコケないように細心の注意を払います。奈6号防波堤のテトラポッドは乗りにくい躓きやすいタイプの形状です。ここで滑落したらタダでは済みません。絶対にコケないように慎重に渡ります。
エサを巻き直して防波堤外向きに投げると魚がラインに当たっているようです。足元を見ると魚影がキラキラと光っています。ものすごい数のイワシの大群が黒い影となり移動しています。
急いで3号針のジグサビキに7gのジグパラマイクロに仕掛けを交換して投げ込みましたが魚影は去ってしまいました。
仕掛けをタコエギに戻しましたが根掛かりが酷いです。30分もしないうちに根掛かりロストしてしまいました。タコエギとさっき出したばっかりの集寄よ、さようなら。
幸いリーダーはまだ付いていました。今日試そうと思っていた3つ目の仕掛けに交換しようと思います。が、帰りの船の時間まであと1時間なのでこの場所で釣るのはもうやめます。
弁天島へ
フェリーターミナルの方へ戻ります。
でっかい網を漁師が中に入って修繕していました。枡(マス)網というらしいです。初めて見ました。
弁天島海神社周辺
残り1時間は以前から気になっていた弁天島がどんなところか行ってみます。
ここでは仕掛けをカニ付きのテンヤに変えて試してみます。
今回15号を持ってきましたが結構デカイです。
釣工房さんで400円弱でした。
最初はいつも通り投げていましたが、とにかく根掛かりがひどい。20m先で無事回収できたと思ったら、回収中に何度も引っ掛かります。岩場では投げない方がいいみたいです。
なので、ちょうど引き潮なので岩礁に残ったタコが見つかればこれでサイトで釣ってやろうと思い、島周辺の浅瀬を散策します。
タコは目視できませんでした。船の時間も迫ってきていましたので本日の釣りはこれで終了とします。
アクエリアスを一気飲みすると汗が噴き出ます。
フェリーターミナルにある坊勢漁港ふれあいプラザの中でフェリーの出発時刻まで涼みます。施設内はクーラーが効いていて極楽でした。
帰路
今回の帰りの便では初めて「クイーンぼうぜ号」に乗ることができました。でっかい高速フェリーです。
釣具は客室内には持ち込めないとのことで、2Fの甲板に置いてくださいとスタッフから指示されました。
中々無い機会なので帰りの外の景色を写真に撮っておきました。
坊勢島から男鹿島を経由
↑上のインスタグラムの写真の説明↓
1枚目:初めて乗るクイーンぼうぜ号。今回これに乗れるとは思っていませんでした。
2枚目:出発まで時間があったので海神社の橋をもう一回撮っておきました。
3枚目:デッキは広々としていて170人ぐらい乗れるそうです。この時甲板に居たのは僕とエギンガーのもう一人だけでした。ペンキの緑が真新しい清潔な感じでした。
4枚目:奈座港ではサビキ釣りをする地元?カップルが居ました。ほほえましい、というか、うらやましい。
5枚目:さっきまで居た奈6号防波堤。
6枚目:出港するとあっという間に島を離れます。
7枚目:去年の5月に訪れた坊勢島の長井4号防波堤です。
8枚目:去年9月に訪れた家島本島の網手港の近くの美化センターです。
9枚目:男鹿島です。
男鹿島経由から姫路港へ
↑上のインスタグラムの写真の説明↓
1枚目:今年の5月に行った男鹿島の男鹿立ノ浜海水浴場。
2枚目:一発で完璧に浮桟橋に寄せるクイーンぼうぜ号。躊躇なく30秒以内で接岸したのには驚きました。エギンガーが10人ぐらい乗り込んできました。釣れたかどうかはわかりません。
3枚目:寄港して2分で出発するクイーンぼうぜ号。
4枚目:あっという間に離れる男鹿島。
5枚目:男鹿島と宇和島(僕が勝手に双子島と呼んでいる)の間に群がるプレジャーボート。船が集まっているという事はポイントになっているんでしょう。
6枚目:男鹿島全景。
7枚目:姫路港の浮桟橋にこれまた一発で躊躇なく完璧に接岸するクイーンぼうぜ号。すごい腕前だ。
今回の教訓
- 今日はタコ釣りに固執せずにエギングしたら良かった。(でも来週もタコ狙うけどね)
- 初めての釣り場で根掛かりしやすいかどうかは、本番の仕掛けを使う前にオモリだけ付けて投げて感触を確かめてみた方が良い。面倒臭いけどそういう一手間をやるかどうかが釣れる人と釣れない人の差なんじゃないかな。
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