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2021/04/18 加古川尻 ヘチ釣り

2022年12月18日

神鋼ケーソンでフカセでチヌがポツポツ釣れているということで、昨シーズン志半ばで終わったヘチ釣りに行きました。

準備

餌としては先日のビッグフィシングで知った「パイプ」を使いたかったのですが近くの釣具店ではどこも取り扱っていませんでした。調べるとアサリでも普通に釣れると書いてあったので前日にスーパーで活きアサリを買ってきました。

現場

今日は小潮で現場に到着したときは満潮から下げ潮になる頃でした。風は事前にあまり気にしていませんでしたが到着すると現場は結構な強風です。そういえばこの1週間は春の嵐とかでニュースになっていました。

前日は一日中雨だったこともあり河口からの水はかなり濁っています。

06:25 防波堤入口の手前の加古川河口

既に手ぶらで帰っていく人もいます。地面が濡れているのは雨のせいか、それとも波を被ったのか?

06:29 渡り廊下

潮位が高くて水没している場合を案じて草履とタオルを持って来ていましたが濡れずに渡れました。

06:37 防波堤の隙間

チヌはこういう所にいるらしいです。しかしワンド側の岸壁にはこの時期ワカメがびっしりと生えているので壁ギリギリに落とすとワカメに引っ掛かります。

06:45 プロマリンお手軽セット

今年最初のシーバトラーライトとバトルフィールドの出番です。

↑シーバトラーライトの後継機です。

↑一回り小さいBK80NRです。2022/12現在、BK90NRは入手困難になってますね…。

釣り開始

07:05 シーバトラーライトとバトルフィールドとアサリ

針にアサリを装着できました。

強風が寒い

僕が釣りを開始する頃には他の釣人は帰って行きます。聞くとこれからどんどん風が強くなるらしいです。防波堤入口からここまで歩くと暑くなって合羽を一度脱ぎましたが、じっとしてると風が寒いのでもう一度着ます。

07:21 河口側

河口側の堤防に登ると4~6mの向かい風です。寒いので合羽を持って来て良かったです。

シーバス狙いの人は皆帰りました。落とし込みしてる人は僕以外にもう一人だけです。でもその人の装備は本格的だったので案外釣れるかもしれません。装備が本格的ということは過去実績があるということだと勝手に解釈しました。

07:25 風に流されるライン

風でラインが流されます。でもラインの視認性はバッチリです。

07:37 糸フケが収まらない

今日みたいな強風だと軽いルアーをキャストするのは難しいと思います。

風裏でほっと一息

08:06 ワンド側でほっとひと息

冷たい強風に堪えきれず風裏のワンド側に戻りました。しかし魚影もアタリもありません。ワカメを避けて岸壁から50~60cmも離しているのがマズいのかも知れません。

08:11 お楽しみの朝食

反応が全然無いので風裏で朝御飯にします。サンミーと卵パンが昔から大好きです。

08:54 防波堤の隙間

背後の河口側からワンド側へ防波堤の隙間から波がジャブジャブ流れ込みます。それぐらい今日の波当たりは強いです。ワカメの上には何かの幼魚が見えます。

ますます強くなる風

09:01 河口側の荒れ模様

意を決して防波堤の先端に行くことにしました。波しぶきを被らないか心配です。

途中でワンド側に落とし込んで反応を見ます。強風で転落しそうなのでしゃがんでいたら案の定、飛沫を被りました。マジか…😰。因みにテトラ側で釣るのは自殺行為です。

因みに僕は20代の頃に和歌山県の巨大テトラから落水して引き潮に流されそうになったことがあります。

波止の先端

09:33 さざ波

先端のワンド側水面は風を受けてさざ波が伝搬しています。水面をビュンビュン走るさざ波の伝わり方を見て風速10mはあると思います。

風が強過ぎて立っているのが困難な位です。時折突風で体が揺れます。しゃがみながら落とし込みアタリを待ちます。

しかし突風に時折身体を押され、気が抜けない状況が続いたため、危険すぎると判断し10分程で引き上げることにしました。

09:37 河口側の荒波

戻ろうとした時には波しぶきが風に煽られてテトラを乗り越えそうな勢いです。

安全な位置まで戻る

足場の広い所まで戻って来た所でまた波しぶきを被りました。下の写真の右上のテトラと防波堤の隙間から波しぶきが飛んできました。持参したタオルで体や荷物を拭いていると一人の青年が近付いて来ました。

青年「いやー、無事帰って来て良かったです。」
僕「え?無事って?」
青年「荷物だけがここにあったから、転落したかもと思ってもう少しで警察に通報しようかと思っていました。」
僕「あー、僕もしゃがんでいたので見えなかったんですね。ご心配をお掛けしてすみませんでした。確かにそう思われても仕方ないです。」

青年はそれだけ告げて去っていきました。心配で待っててくれたんですね。かたじけない…。

10:09 右上の隙間から風がビュンビュン入ってくる

ワンド側へ吹き抜ける風で水面はさざ波がなびいています。こんな日もあるんですね。

10:12 三角の波

河口側はすごい荒れ模様です。ここでは今まで見たこともない荒波です。波の角が立って風で白くなっています。

10:40 河口の中央付近の望遠

加古川尻と高砂港の中間ぐらいの所は上の写真のように荒れ狂っています。今日は諦めて帰ることにします。

帰りながらワンド側で粘る

11:57 終了

帰ると言いつつ、入口の方へ移動しながら粘りましたがアタリはありませんでした。今日は天気予報では晴れとの事でしたが、雨が降ったりやんだり、晴れたりしました。典型的な「大気の状態が不安定」っていうやつです。

12:09 貨物船の係留場(ワンド側)

こう見ると穏やかなんですけど河口側はエライ事になっています。

12:12 これはゴミ箱ではありません

ゴミは持ち帰って下さい。窪みがあったらゴミを捨てるのはやめてください。

入口付近も波がすごい

12:14 渡り廊下から上流側を臨む

来た時よりも沿岸波浪が高くなっていて、帰り道も波しぶきを被りそうです。

12:20 防波堤入口のテトラ

帰る頃にはまるで台風のような荒れ模様です。 タイミングを見計らって走り抜けました。

命拾いしたかも

帰宅後、自宅前で釣具を洗っていたら一度だけカーポートの屋根がふっ飛ぶんじゃないかと思う程の強烈な突風が発生しました。現場でこの風を受けていたらただでは済まなかっただろうと思います。無事帰って来れただけでもラッキーでした。

今回の教訓

  • 前の日に天気予報をよくチェックすること。
  • 天候の悪い日には無理して釣りに行かないこと。
  • 4月はワカメが生い茂っているのでヘチ釣りにはまだ早い。
  • この辺りではパイプ虫は入手困難。アサリでは釣れないとは言い切れない。