2020/09/26 鳥取県 アジ泳がせ釣り
昨年行った鳥取県のとある漁港でエギングをしたのですが全然釣れませんでした。あまり期待してなかったのですがアジの泳がせ釣りに変更すると胴長15cm程のアオリイカが自己最高の6杯釣れました。イカがアジを抱いた瞬間が分かり、聞き合わせで針に掛ける駆け引きもメチャメチャおもしろかったです。今年もオイシイ思いがしたくて同じ時期を狙って日本海へ出撃しました。
準備
ショアですがイカが釣れたら沖漬けにしてやろうと手持ちのクーラーにぴったりサイズのプルーフケース(タッパーともいう)を買いました。もう釣れることを疑っていません。
ダイワのクールラインαII GU-1000Xは去年のオフシーズンに購入しました。ロッドホルダーは後付けです。クールラインαIIの中で一番小さくてイカ釣り用にちょうどいいサイズです。クールラインαIIはフタが両方から開けるし、1000Xのサイズのみですが、釣れた小魚などの投入口も付いているので使い勝手がいいです。プルーフケースにエギやリーダーを入れておけば手荷物はこれだけで済みます。クールラインαIIにはS、GU、SUのグレードがありSUが最も保冷力が高くなっています。夏の車内に一日置いとくような使い方でなければGU・Sで十分です。実際、今回の釣行では翌日まで氷が7割残っていました。
PC-816(S)は一回り大きいサイズのGU-1500にもぴったり2つ入ります。1500もイカメタル用に欲しいなーと思っています。
クールラインα2の後継機、クールラインα3が同じラインナップで新登場していますね↑
釣り当日
リーズナブルなアクセス
加古川から鳥取県には姫路バイパスから太子バイパス、国道29号に乗り継ぎ、山崎ICから佐用JCTまで中国自動車道を1区間だけ使い、あとは無料の鳥取自動車道で鳥取市まで行けます。カーナビやGoogleマップでは播但連絡道路経由が最速だと薦めてきますが上述のルートだと10分多くかかる代わりに軽自動車ETC休日料金で510円節約できます。
早朝の時間帯は国道も空いているので快適です。今日の天気予報は日本海側は風速3~6m, 沿岸波高は1.2~2.7mでした。今日は本当は福井県の小浜へボートエギングに行く予定でしたが、天気が悪すぎて予定変更し鳥取県の風裏になる漁港へ行く事にしました。逆にいつもの近所の釣り場は天気予報が良かったので近場でライトショアジギングにするかギリギリまで迷いましたが結局アオリイカの時期を優先して日本海へ行く事にしました。
アジを釣るためのアミエビはかめや釣具 鳥取店で調達しました。24時間営業しててありがたいです。しかも冷凍のアミエビやオキアミは店内の電子レンジでチンできて、釣り場ですぐ使えますのでこれもありがたいサービスです。
現場到着
現地に着くと結構な雨です。予報では曇り時々雨でしたが、どっちかというと雨時々曇りですね。去年釣れたポイントに無事入れました。漁港内にうねりも少し入って来てるし濁りもすごいです。想定通り風裏でしたがそれでも時折強い横風の中で急いで仕掛けを用意して餌となるアジをサビキで釣ります。
アオリイカのウキ釣り仕掛け
アジの泳がせ釣りの仕掛けは
- 道糸:ナイロン4号
- ウキ止め(エサのアジから3ヒロの位置)
- シモリ玉
- ウキペット+自立ウキ3号(+ケミホタル:夕方から装填)
- ウキゴム
- からまん棒(下のスイベルからウキの長さより長く距離をとる)
- ウキゴム
- スナップ付きスイベル
- イカ釣りアジ泳がせ仕掛け
の順にセットします。ウキは自立する電気ウキまたはケミホタルを中にセットできるものを選びます。
ルミカの烈光シリーズはボタン型電池LR44を4つ使用し、段違いに明るくて視認性抜群です。
イカの仕掛けは上のような跳ね上げ式と下のような遊動針仕掛けの両方を使ってみます。
アジは鼻を通すか背掛けにします。僕はこれまで背掛けの方が乗る確率が高かったので背掛けにします。それにしてもエサのアジが小さすぎるな~。かわいそうだけどがんばってくれよ、アジ君!
見えイカの姿がない
泳がせている間、アジをストックするためにサビキ釣りをしていると、ヌボーっと近づいてきたデカサヨリ(ダツですか?)がスレ掛かりしました。キミはリリースせずにお持ち帰りします。
歯の鋭いフィッシュイーターが居る
風でウキが左に流されるので仕掛けを時折回収します。すると
いつのまにか仕掛けが切られています。え…!? どゆこと? イカ?ではないよな?…タチウオでも居るのでしょうか。しまった、タチウオの仕掛け持ってくれば良かった。でもウキに何の反応も無く糸を切れるか?フグか?波風のせいでアタリに気付けなかったのか?いきなり仕掛けを2つもロストしてショックです。仕掛けをつけ直すと予備があと1つしかないから夜まで足りるか心配になります。
僕は上の写真のようにクーラーのロッドホルダーに100均の物干し竿受けを立てて、投げ竿用の竿受けとして使っています。
ウキに反応が無いのに仕掛けを取られる
これ以上仕掛けを失わないように、出している竿を1本にします。それにしても反応はありません。見えイカなど1杯も見かけません。やっぱ雨が降るとイカは釣れないのかー。
仕掛けを回収するといつのまにかアジの頭だけ残して上手いこと胴体だけ食べるヤツが居るみたいです。くそう!姿を見せろ!ウキに何の反応も無いのが不思議です。
釣れません
13:00まで頑張りましたが反応がないので少し遅い昼ごはんとします。雨が降るとイカは釣れないって、うわさに聞いた事があるんですよね…。イカは真水を嫌うとのことです。
漁港の外側は結構な高波です。周りの釣り客は豆アジの数釣りを楽しんでいます。若いエギンガーも来ましたが釣れないと分かるとすぐに撤収していきました。
仕掛を追加購入するため一時離席
仕掛けが残り1セットで心配だったので、近くでアジの数釣りをしていたおじさんにちょっと買い出しに行きたいと申したところ、少しの間荷物を見ていてくれることを快諾してくれました。急いで近くの釣具屋に仕掛けとアミエビを買い足しに行きます。途中の砂浜では日本海の荒波が打ち付けていました。
釣り場に戻り、おじさんにお礼をして、早速イカ釣りの仕掛けを投入します。
速攻でロスト
しかしものの30分でまた仕掛けを切られてしまいました。もう仕掛けを投入するのが嫌になってきました。こうなったらもう明るい内はイカは諦めて夜になったら状況が変わると信じてエサのアジを釣り溜めておくことにします。アジは入れ食いなのであっという間に20匹ぐらい釣れます。夜まで活きの良い状態を保つため、活かしバケツに入れて海に放り込んでおきます。イカ釣りの仕掛けは陸に上げておきます。
散歩でもするか…
他にすることがなくなったので、散歩がてら、近くの釣り客に「話しかけてもいいですか?」と尋ね、「仕掛けをもう3つも切られた」と情報交換します(グチをこぼすともいう)。
サビキ・ぶっこみ釣りの親子からは「釣れたアジにカマスが食い付いて仕掛けを切られた。仕掛けを切るのはカマスでしょう。」との情報を得ました。
メタルジグのルアーマンは「こんな荒れた日はサゴシが入ってくるんですよ。」と言うので「ああっそうか、サゴシですか、それなら是非仕留めてください!」と応援します。
昼前から同じ場所で粘っているエギンガーのお兄さんは「今日はだめですね。見えイカすら居ないですね。境港の方なら見えイカが結構いたんですけどね。18:00まで粘ってダメだったら帰ります。」「そうですよね、諦めが肝心ですよね!僕は夜まで粘りますけど。」などと、話相手になって下さりありがとうございました。
日本海の荒波
外海の波高は今日の夜中にピークを迎えます。漁港内にもうねりが入ってきます。今日は長潮で潮位が高い時間が結構続いています。
漁港の防波堤の先端にまさかの釣り客がいます。顔から判断して20代でしょう。この状況でフカセ釣りをするとはなんとも度胸があるというか命知らずと言うか…。しかもライフジャケットも付けてませんでした。最後まで大丈夫だったのか心配です。ちなみにライフジャケットは高階救命器具のブルーストームブランドがおすすめです。
離れ小島が波をモロ被りしています。うねりが恐ろしいです。近くの地磯にも行ってみます。
ドバッシャーン!! しょえ~~… 打ち付けられ、舞い上がった白波が霧のようになって僕が立っている海抜10mほどの断崖の上にまで吹き付けてきます。
やっと日が傾いてきました。早く夜になってほしい!
さあ、後半戦行ってみよう!
さてと、そろそろ日没なのでエサのアジを仕掛けにつけますか。しかし…
18:00頃から泳がせ釣りを再開して、18:30にまた仕掛けを切られました。この時初めてウキが一瞬沈み、合わせた時にはもう切られていました。残った仕掛けはもう一方の竿に付けた、昼に買い足したやつだけになってしまいました。
結局、最後の仕掛けは切られることはありませんでしたが、イカも釣れませんでした。ガッカリ!がんばったのになんだか悲しくなってきました。
釣り道具を片付けて車に積み終えたタイミングで急に雨が強く降り始めました。まさにちょうど潮時だったのですね。帰るときはかなり気持ちも凹んでしまっていましたが、リベンジは…また来年来たいと思います!
今回の教訓
今回の失敗から、
- 悪天候時はイカが居ないので避ける
- サゴシ・カマス・タチウオ対策をする
- 竿は1本にする。2本も面倒見きれない。
を教訓にします!歯の鋭いヤツの対策はこういうのが良いのかな?↓来年はこういうやつを持って行きます!
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