2025/08/12 リビング用PC 組み立て
この夏休み中にリビングのパソコンの中身を刷新します。
ゴールデンウィーク前から起動しなくなってたのですが、時間が無くて、予備機で事足りてたのもあり、先延ばしにしていました。
夏のボーナスセールで安くなるかなと思って待ってたのですが、全然安くならないので、連休初日に必要な部品をすべて買い揃えました。
ダンボール開梱
三連休の初日に注文して2日後に届きました。
ツクモさん、いつも丁寧な包装ありがとう!
僕はここ以上に丁寧な梱包をしてくれる所を知りません。
サプライ品ならamazonでもいいけど、マザーボードとかCPU買うならツクモさんが安心です。

ダンボールの底にも模造紙のふかふかのクッションを敷いてくれています。

パーツは先日組み立てた娘のお絵かき用PCとほぼ同じです。電源だけはケースと同じメーカーのCoolerMasterにしました。性能は特によく調べてないです。ケースと統一感を出したかっただけです。
合計で\85,000円ぐらいでした。メモリだけはツクモさん品切れだったので、amazonで買いました。
マザーボード
娘のお絵かき用PCと同じ、ASUS PRIME B760-PLUS D4 です。

安くて、ゲームをしない僕には必要十分です。
本当はこの少し上位の ASUS TUF GAMING B760-PLUS WIFI が欲しかったんだけど、

一時期の17,000円程度には安くならなかったし、Wi-Fiは要らんかなーと思い、これにしました。

マザーボードを包装していた絶縁ビニールを敷いて作業開始します。
CPU
CPUは、娘のお絵かき用PCと同じ、intel Core i5-14400 です。

置き換え前のグラフィックボードを流用するので、GPU機能なしの14400Fにすれば\5,000円ぐらい節約できたかも。

でも、置き換え前の古い規格のPCI-Express2.0のグラボが使えなかった場合の事を考えて、GPU機能有りにしました。
GPU機能は、マザーボードがグラフィックボードの取り付けを認識したら、自動的にOFFになるとのことです。

マザーボードの説明書を見ながら向きに気を付けて取り付けました。
メインメモリ
SDRAMは、娘のお絵かき用PCと同じ、CORSAIR Vengeance LPX DDR4-3200 です。

まあ、ゲームしないんでこれで十分でしょ。

1セットで7,500円ぐらいでした。

16GB×2枚セットを2つ=合計64GBです。そんなに使うことないと思うけど。

向きと、チャネルA, B の組み合わせに気を付けて、マザーボードに取り付けました。
まったく同じ型番なのでチャネルは気にしなくていいはずだけど念のため。
M.2 SSD
SSDは Western Digital Blue SN5000 NVMe SSD PCIe 4.0 にしました。

娘のお絵かき用PCに付けた物の後継機のようです。

↑3,000円ほど高くなりますが、読み取り速度はこちらの方が早い(7,250Mbps)とのことです。
娘のPCの SN580 : 4,150 Mbps
今回のPCの SN5000 : 5,150 Mbps

マザーボード付属のM.2 SSDヒートシンクを一旦外します。

SSDのメモリは片面実装でした。

↑こちらは表面(実装面)です。

片面実装の場合はこの↑シートでマザーボードの土台をかさ上げして、SSDを下から支えます。

↑間違って、マザーボード付属のネジを袋から取り出してネジ締めましたが、もともとヒートシンクを止めてたネジを使えばよいです。この後、外して付け直しました。

マザーボードに付属のM.2 SSDヒートシンクの裏のシールをはがして、SSDと密着させてネジ止めします。

M.2 SSDをマザーボードに取り付けました。
CPUクーラー
CPUクーラーも、娘のお絵かき用PCと同じ、SCYTHE 風魔3 です。
新しい機種も出ていましたが、マザーボードの外部端子側と干渉する場合があるとのことで、使用実績のあるこれにしました。

↓これが人気ですが、排気側のファンがマザーボードのCPU回りのコンデンサを冷やすヒートシンクと干渉する場合があるらしいです。

気を付けて箱から出します。

まずはバックプレートを取り付けます。↓差し込んだだけです。

スペーサーを挟んで、マウンティングプレートを取り付けます。

CPUクーラー本体を箱から出します。

相変わらずすごい造形美です。

ここから神経質全開の仕事になります。
シリコングリス塗布
CPUクーラーに付属のシリコングリスを塗ります。

薄く、まんべんなく、均一に、はみ出さないように、神経をとがらせて塗ります。
作業するとき、マウンティングプレートがちょっと邪魔でしたね。

きれいに塗れました。

本当は、付属のグリスではなく、熱伝導率の高い製品を使うのがよいです。
CPUクーラー取り付け
CPUに密着させる前に、ねじの位置を合わせてから、2つのネジをバランスを取りながら少しずつ締めていきます。
しかし、マウンティングプレートをあまりしっかり締め込んでいなかったのが気になり、一旦はずして、マウンティングプレートをしっかりネジ締めして、グリスも塗り直し、再度取り付けました。

ふぅ、我ながら疲れる性格だ…。うまく取り付けできました。

しっかりと固定できています。
2つのファンもファンクリップで取り付けます。

付属のCPUファンの電源ケーブルが2分岐になってて、けっこう硬いケーブルなので、配線の取り回しを熟考しました。
CPUファンの取り付けに1Hrかかってしまいました…。
電源
電源は、COOLER MASTER MWE GOLD 850 V3 です。

よくわからないけど、ケースと同じCOOLER MASTER製を衝動買いしました。
よくわからないけど、GOLDというのが変換効率が高いということです。
温度がある値を超えないとファンが回らない静音設計とのことです。

↑少し高くなりますが、お金に余裕のある人は CORSAIR をおすすめします。高級感があります。

フルモジュラーケーブルです。CORSAIRやMSIでは専用の袋が付属していましたが、これは付属なしでした。無くても僕は問題ないです。

電源本体も取り付けました。これが手順間違いの元でした…。フルモジュラーの場合は、ATX電源は最後に組み付けるのが正解です。なぜかは後で説明します。
娘のお絵かき用PCのケース CORSAIR OBSIDIAN 550D のときは、ネジ位置が1つ合わなくて、仕方なく3個で固定しましたが、さすが同じメーカーなので、ネジ位置はバッチリ合いました。

裏配線の準備もOKです。
マザーボードの取り付け
ではCPUとCPUクーラーとメモリとSSDを載せたマザーボードを取り付けます。
その前に、マザーボードのバックパネルを取り付けます。

この製品よりもワンランク上の製品になると、バックパネルは最初からマザーボードに固定されています。

マザーボードをケース内に配置しましたが、電源の箱とのクリアランスが狭くて、作業がしづらい!
CPU電源のEPS 8Pinコネクタをマザーボードの左上に挿すのがやりづらい!
おかげでマザーボードを何回も出したり入れたり、傾けたりして、CPUファンのラジエータの板が少し曲がってしまいました。マザーボードの裏面も傷付いたかも…。
あまりにも狭くて作業しづらいので、電源を一旦外しました…。
電源を一旦外しマザーボード再設置
電源の箱を外したので、作業スペースができました。

フルモジュラーの電源なら、電源本体を固定するのは最後にした方がいいです。
ケースの天井が狭い
さて、EPS 8Pinをマザーボードに差し込んだので、マザーボードをケースにネジ止めします。
そのためには、マザーボードをバックパネルに差し込みながら位置合わせする必要があります。
しかし、ケースの天面に付けた14cmファンと、CPUファンの電源ケーブルが干渉して、ネジ止め位置に合わせられません。力づくで合わせると、天面のファンとケーブルが完全にぶつかります。

位置合わせに四苦八苦していて、ふと手を見ると

どひゃー!いつのまにか出血していました。
たぶん、マザーボードのバックパネルの裏面のバリ(金属のとがった突起物)に当たったんだと思います。
ああー、新品のパソコンが血塗られた歴史になっちゃいました…。

↑やっぱこれ、必要だな…。次回までに買っておこう…。

念のためEPS 8Pinコネクタがちゃんと挿さっているか確認して、マザーボードのネジ位置を合わせます。
ケース天面のファンと干渉する
それでもやっぱり天面のファンと干渉します。どうしたものか…。
天面のファンを外すかしばらく悩みました。

そうだ、ファンガードの在庫があったわ。

これ使おう。

バッチリやん。

しかし、やっぱりマザーボードのネジ位置を合わせるには無理な力で上方向に押し込まないといけないし、CPUファンのエアフローのことも考えると、やっぱりシンプルに天面のファンを外した方がいい、という結論になりました。
もう何回目かわからんけど、マザーボードを外して、天面のファンを取り外しました。

ああしんど。マザーボードのバックパネルをケースに付けてから、ここまで1Hrかかりました。
マザーボード再々設置
もうこれでイケるやろ。取り付けますよ。

バックパネルの突起を巻き込まないように慎重に位置合わせして、ネジ位置を合わせて、9か所ねじ止めします。

パソコンを自作するなら、↑の写真の位置のネジを止めるために、細長いドライバーが必要になります。

先がわりと強い磁石になってるのでネジをくっつけてネジ穴まで運べます。
マザーボードをまた取り外す
さあ、もうこれでイケるやろ。
では背面ファンの電源をマザーボードに挿そうとすると…
マザーボードのケースファンの電源はPWM対応の4Pin。
しかし、ケースの背面のファンはPWM非対応の3Pinであることが発覚。
ていうか、このケースに付けてたファンは全て3Pinでした。
そーいえば、PWM対応でタンスの肥やしになってた12cmの静音ファンの在庫があったな…。

悩んだ挙句に、せっかくなので、リアのファンだけPWM対応に交換することにしました。
マザーボードのバックパネルの取り付けから、ここまでで2時間4分かかりました…。
ちゃんと事前調査して計画的にやらないといけないですね…。
マザーボード再々々設置、電源再設置
もう途中から写真撮るのも省略して作業を進めました。
マザーボード、電源本体を無事(?)に取り付けて、ケースファンの電源ケーブルを接続、PCI-Express4.0のスロットに旧パーツであるグラフィックボードも取り付けました。
PCI-Express5.0のスロットもありますが、ここは今後ハイスペックなグラフィックボードが安くなった時のために空けておきます。

グラフィックボードは 前のマザーボードに付けてた ASUS TeK GeForce GT 710 です。グラボはPCI-Express2.0規格ですが、マザーボードのPCI-Express4.0のスロットに挿しても動作するとのことです。
フロントパネル用USB 3.2ヘッダー、ATX電源、S-ATA電源を接続します。

Beepスピーカーとシステムパネルヘッダー、HD-Audioケーブルも接続しました。
マザーボードのバックパネルの取り付けからここまでで3Hrかかりました…。
電源投入
キーボード、マウス、VGA、ATX電源ケーブルをつないで、スイッチON!
無事立ち上がりました。

めちゃめちゃ静かです!
あまりにも静か過ぎて、ファン回ってる?って疑いましたけど、全部ゆるーく回ってました。
スマホでBIOSの最新バージョンを確認すると、2025/05に最新版が出ています。
このマザーボードのBIOSは古いようです。
どうやらこの2025/05版が、Intelの13・14世代のCPUでの不具合を修正するもののようです。
インテル第13世代および第14世代Coreプロセッサーの一部のデスクトップ版CPUで、動作不安定やクラッシュなどの不具合が発生しています。原因は、マイクロコードのアルゴリズムによる過剰な電圧要求で、CPUに損傷を与える可能性も指摘されています。
Google “intel 13世代 14世代 不具合" で検索
BIOS最新化
OSを入れる前に、BIOSを最新化しておきます。
予備機でASUSのサイトからUSBメモリにダウンロードして、マザーボードの取説を見ながら更新します。
これを失敗すると、マザーボードがオシャカになってしまうのでドキドキです。
UEFIのAdvanced ModeにあるFlash Utility3というメニューを使います。

↑USBメモリに保存したROM書き換えオブジェクト(*.CAP)を確認します。
更新ボタンを押す前に、何か見落としがないか、一回落ち着くため、一旦最初の画面に戻ります。

↑更新前のバージョンは1805でした。

見落としがないか、何にも思いつかなかったので、エイヤ!で「更新する」を選択します。

↑更新中のプログレスバーが順調に進んでいきます。
↓無事更新完了しました。BIOS Ver.1820になっています。

電源投入からここまで、12分でした。まあまあ手際よく出来たかなと思います。
OSのインストールはまだ用意できてないので後日とします。
空いたバックパネルにフタをする
旧パソコンの構成は拡張ボードを3つ挿していましたが、全部処分したので、バックパネルが空いてしまっていました。
物持ちの良い僕は、もちろん最初についていたバックパネルのフタを取っておいてありましたので、それで塞ぎます。

あとは、フロントパネルの USB Type-C インターフェースを付けたいです。

↑ちょうど今、売り切れになってるんですよね…。
今回の教訓
- 面倒臭いが、ケースファンの更新要否を事前に検討しておく
- CPUファンの取り付けまではケースの外で作業したのは正解だった
- バリで怪我するので手袋は必ずはめる
- ケース内の作業スペース確保のため、ATX電源は最後に取り付ける
そろそろATXサイズのPC組むのがしんどくなってきました。
次の更新時はミニPCに乗り換えようかな。
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