2023/01/21 TANTO タイヤ交換
今日は冬の日本海にヤリイカ釣りに行くための準備として冬用タイヤに交換します。
播磨地方では幸いまだ積雪や路面凍結はありませんでしたので助かっていましたが、今週1/24(火)~1/26(木)には今季最大の寒波が来て、九州四国でも雪が降る可能性があるらしいので、遅ればせながら今日決行します。
冬本番になると新潟や福井県で雪道で立ち往生っていうのがたまにニュースになってますけど、あれって原因は冬用タイヤを履いていない車が原因だったって知ってました?僕は知らなかったんですけど、会社の人から教わってにわかには信じられませんでした。あれだけ前もって天気予報で雪が降るって言ってるのに、何百、何千の人が迷惑して、時には他人を生命の危険にさらすことになるのに、夏用タイヤを履いているなんて…。そういう人を罰する法ってないんですかね?
今日は天気予報は晴れだと言っていたのに、いざタイヤ交換しようとしたら雪交じりの雨が降り始めました。なんやねんな、もう…。アテにならんな~、天気予報は。
今日は工数が2時間しかないので、雨が小雨になってきた時点で急いで交換開始しました。
タイヤ交換はタイヤローテーションを考慮する
タイヤはタイヤローテーションをしながら交換します。タイヤローテーションは下の図のようにタイヤの位置を交換します。
タイヤローテーションを表で表すと下のようになります。
前回の位置 | 右前 | 左前 | 右後 | 左後 |
今回の位置 | 右後 | 左後 | 左前 | 右前 |
次回の位置 | 左前 | 右前 | 左後 | 右後 |
この表からわかることは、、、わかりません。何か法則性があるかと思ったのですが、わかりませんでした。
このタイヤローテーションができるように、前回取り外していたタイヤに貼っていたガムテープに書いていたタイヤの位置から、今回の位置に配置します。
あ、あれ?このシール、前回が右前だったんだっけ?今回右前にしろっていう意味だっけ?
アカン、覚えてない…。まー、時間もないので、前回右前だったっていうことで作業進めよう…。
準備
写真撮ってないですが、カーゴルームの底にある、付属のジャッキとシャフトとレンチを取り出します。
後述するトルクレンチも事前に用意しておきます。
服装は汚れてもいい恰好で、運動靴をはいて、あと、軍手は絶対してください。
ホイールキャップを取り外す
今回写真を撮り忘れましたが、TANTOの純正タイヤにはフルホイールキャップが付いています。TANTOの取説を見ると、傷が付かないように隙間に布を挟んでマイナスドライバーみたいなものでこじ開けて…なんて書いてますけど、ええい!やかましいわ!僕はホイールキャップのスポークを両手で掴んでオラア!と引っこ抜きます。
ジャッキアップ前にナットを緩める
これも写真撮り忘れてましたが、ホイールキャップを外すとナットが4つ見えますので、ジャッキアップする前にTANTOに付属のレンチを被せて足で結構な力で踏んでネジを1回転ぐらい緩めます。ジャッキアップした後でこれをやると車体が揺れてジャッキが外れる危険性があるので、絶対にジャッキアップの前にやります。
ジャッキアップしてナットとタイヤを外す
ナットを緩めたらジャッキアップします。
ジャッキの位置は車の説明書をよく読んで慎重にしっかりと設置します。シャフトとクランクを使わなくても指の力だけでもある程度ジャッキを回せますので、指だけでジャッキを回して位置をしっかりと固定します。
タイヤが数ミリ浮いたらすべてのナットを外します。
夏用タイヤを両手で持ってボルトのネジ山をあんまり擦らないように静かに外します。
軽自動車のタイヤなのでまだ持てますが、SUV車とかだとかなりの重量になると思うので、体力に自信のない方はディーラーやショップに頼んだ方がいいかもしれません。工賃の相場は3,600~4,000円ぐらいらしいです。いまのご時世ならもっと値上がりしているかもしれません。僕は仕事は丁寧にやりたいので自分で交換します。
タイヤを外したら、取り付けるタイヤとの接地面の砂汚れや錆びをウエスで拭いて落とします。
冬用タイヤを仮締めする
冬用タイヤを両手で持って、ボルトのネジ山を擦らないように静かにはめ込みます。
4か所にナットを手で仮締めします。タイヤと車軸にガタつきがないか確認しながら4つのナットをレンチで少しずつ締め込んでいきます。この段階ではまだきつく締めません。レンチで軽く締める程度です。また、1か所のナットを一気に全部締めるのはN.G.です。4つのナットを順番に少しずつ締めこんでいきます。締め込みながらガタつきをチェックすることで車軸とタイヤホイールが最も安定した位置で固定できます。
4か所のナットを仮締めして、ガタつきがない事を確認してからジャッキを下ろします。
恐らくショップでは時間優先で作業するので、ここまで丁寧な作業はしてくれないと思います。
ジャッキダウンしてナットを本締めする
ナットは締めすぎるとボルトやホイールの破損につながるので、締めすぎてはいけません。
逆に締め付けが弱すぎると振動でナットが外れて事故につながる危険性もあります。
なので、車種ごとに定められた力(トルク)で締め付ける必要があります。トルクの単位はNm(ニュートンメートル)というらしいです。TANTOの場合、103Nmで締めることになっています。
そこで必要になるのがトルクレンチという専用工具です。
安いトルクレンチもありますが、こういう工具は精度が大事ですので、ある程度ちゃんとしたブランドの物を選ぶ方が安心です。
下の写真のローレット(ギザギザに彫ってある持ち手部分)を回して、103Nmに合わせます。
そんでもって、ナットの締め込みの仕上げにこのトルクレンチで4か所順番にまんべんなく少しずつ締めて、「コキン!」という音が鳴るまで締め込みます。
以上の作業を4つのタイヤで実施します。
外したタイヤを清掃する
外したタイヤには前回どの位置だったかわかるようにガムテープを貼って、位置を書き込んでおきます。今回は「左後だった」という風に前回の位置を表していることがわかるようにしました。
次回、夏用タイヤに交換する時に気持ち良く作業ができるよう、ホイールとホイールキャップの汚れをウエスで拭いておきます。
ホイールの内側にはブレーキパッドの摩耗した粉なのか、鉄粉がいっぱい付いています。ウエスで拭くときにけっこう空気中に鉄粉が舞いますので、吸い込まないように注意しましょう。
今回は時間的余裕がなかったので時間優先で拭き上げました。
これだけキレイにしておけば、次回の交換作業も気持ちよくできますよね(まだ拭けてない所が残っているのが気になるが、今日はもう気にしない)。
あーしんど。4つやるとホントに疲れます。そしてこの年になると腰や肩の関節が痛くなります。明日は筋肉痛だろうか。
でも、ショップではここまでキレイにはしてくれないと思いますので、自分でやって良かったです。
この夏用タイヤ、もう6年ぐらい履いてるから、劣化が進んでいます。そろそろ交換どきかな~?
ホイールキャップの内側は鉄粉は完璧には落とす時間がありませんでした…。次回交換時に洗い流したいです。
締め忘れがないか再確認する
4輪全て交換して、もう一度トルクレンチで締め忘れがないか確認して完了です。
そして仕事の出来栄えを鑑賞します。
カッコイイ…。まー、車は「どノーマル」の軽で、ドレスアップとか僕は全然気にしないタイプなんですけど、やっぱアルミホイールって、カッコイイですよね!車に凝る人の気持ち、わかります!
上の写真では1か所だけタイヤにガムテープがこびりついてしまったので、後で粘着テープで引っぺがしておきました…。たぶん、タイヤにシールはがしスプレーとか付けるのはゴムが溶解してマズい気がします。
外したタイヤは専用の特大のビニール袋に入れて物置に収納しました。
物置を買うならタクボ物置一択で良いと思います。クオリティはイナバやヨドコウと同等ですが、値段はワンランク安いです。我が家にはタクボの物置が2台あります。
次回タイヤ交換の手順
夏用タイヤに交換する際にもタイヤローテーションを考慮します。今張り付けているシールを外した冬用タイヤに張り付けることを考えると、タイヤの交換順序はタイヤローテーションの矢印の逆順に交換するとスムーズにいきますよ。
例えば、右前のタイヤから交換開始すると仮定して、そこには「左後だった」のシールが貼ってある夏用タイヤが来るので、交換後に「左後だった」のシールをはがして、左後の冬用タイヤに貼ります。
次に左後の位置に「左前だった」のシールが貼ってある夏用タイヤと交換して「左前だった」のシールをはがして、左前の冬用タイヤに貼ります。以下同様に繰り返せばシールを使い回せますよね。
今回の教訓
- 外したタイヤには前回どの位置だったか、または次回どの位置にするのかわかるようにシールを貼っておくこと
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