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2022/10/15 アジュール舞子 エギング

2022年11月22日

夜にイカを狙わないのがそもそもの間違いだということに気づかされ、今回はナイトエギングに挑みました。

夜釣りは次の日がしんどくなるし、ライントラブルが起こりやすく、起こったら修復困難なのであんまりやりたくないのですが、釣れる確率を上げるためには試してみないわけにはいきません。

先週の釣りで出会った人からここで夜釣りで良型が爆釣していたという話を聞き、調べるとフィッシングマックス垂水店のスタッフも同じ日にここで爆釣したという記事を書かれていました。「食べる以上のイカはリリースしましょう」みたいなことを書いてあったので、これは楽しい夜になりそうだ!ああ~クーラーに入りきらんかったらどうしよう~と妄想で鼻息荒くなってしまいます。

天気
気温15.8~23.7’C
北北東4~西南西5~北北東5m
沿岸波高0.2m
中潮
満潮13:09
干潮03:39
月齢19.2
当日の気象情報

出発前に荷物を準備していると汗をかくぐらい暑かったです。明石までは上着なし、トレーナーだけでも大丈夫でしたが、17時を過ぎて日が沈むと一気に体感温度が下がります。帰りはもっと寒くなると予想し、ウインドブレーカーの上下と冬用のジャンバーを用意しておきました。

当日は久々に30分程昼寝をして体力を回復、16:15に出発して途中の釣具店で仮面シンカーを購入し、17:45頃にアジュール舞子の駐輪場に到着しました。

アジュール舞子

今日は先週聞いた話から橋の下でやろうと思います。…と思ってたんですが、

釣り客の数がすごいです。無理です。全然空いてません。橋の下どころか、端から端まで歩いて入れそうな隙間を探しましたがありません。

まあ、厚かましい人なら入ってしまうような隙間はありましたが、僕には無理です。

電気ウキを投げているのでたぶんタチウオ狙いでしょうか。近くの人に聞くと、「たぶんそうでしょうけど、僕はイカ狙いです。」とのことでした。タチウオ、人気ですね~。あんま釣れてなさそうですけど。

17:53 明石海峡大橋

ワンドの方で家族連れが帰りそうな所でしばらく待ちましたが、まだ帰りそうもないですし、僕と同じように後ろで待っている人も何人かいます。これは…競争率高いなぁ。

腹が減ったので持って来たお菓子(大好きなぼんち揚げ)とLAMUの1個74円のおにぎりを1つ食べます。

19時を過ぎましたがそれでもまだ空きそうにないので、一回別の場所に移動してそこで投げながら時間が経つのを待つことにします。

明石新波止

先週も様子見がてらに来た明石新波止に来ました。ここも墨跡がすごく付いていたので期待大です。

しかし…

上の写真では見えづらいですが、ここも人がいっぱいです。先週来たときは昼間だったからそこそこ入れる場所があったけど、夜は全然違います。入れる隙間がありません。考えが甘かったです。

まあ、なんとか休憩中の人がいたので「ここでちょっと釣らせてもらってもいいですか?」と断りを入れてから15分ほど投げましたが、10gの仮面シンカーを付けたエギでも流されてしまい、やりにくかったです。

回りも全然釣れてなさそうなので、また移動することにしました。

次に向かうのは明石市役所裏のベランダです。

明石市役所裏のベランダ

明石市役所裏のベランダは以前から行ってみたかった釣り場です。ところがGoogleマップを頼りに現場に到着すると入口がわかりません。どうやって行くんだろう。原チャリであっちこっち見回ってみましたがわかりません。ベランダ横の名もないテトラ帯に行くと、原チャリや自転車で来た釣り客が見えます。しかしここのテトラポッド、岸壁から1m以上離れており、どうやって向こうへ行くかわかりません。足場が非常に悪く、ケガしそうでしたのでここで釣りをするのはやめました。

トボトボと歩いて戻っていると、熟練そうなおじさんに「釣れましたか?」と尋ねられました。
僕「いや~、足元が悪そうなので、やめときました。明石市役所裏のベランダに行きたいのですが、あれがそうですかね?」
熟「そう。でも今はガードマンが巡回してて釣りはでけへんで。」
僕「あーそうなんですか。工事中だからっすかね。」
熟「わからん。でもこっそり入ったら爆釣すると思うで、人が全然居らんから。」
僕「ハハハ…」
熟「何狙い?」
僕「イカです。さっきアジュール舞子と明石新波止に行ったんですけど、人がいっぱい過ぎて。」
熟「あー、あんなとこ平日じゃないと無理やで。」
僕「ですよねー。でもイカ墨がめっちゃ付いてたんで。」
熟「墨跡を信じたらアカンで。あんなもん、墨汁やで。」
僕「は?
熟「墨汁を撒いて足でベチャベチャやってるヤツおるで。」
僕「ええええマジっすか。」
熟「あんなん信用したらアカンで。」
僕「そんなヒマなヤツおるんですか。」
熟「おる。」

にわかに信じがたい話ですが…。

その後、おじさんは「あそこは空いてて釣れる、あそこも誰もおらん。」という秘密の釣り場情報を色々と教えてくれました。ただそこに行くまでが危険なんですよね…。

おじさんは危険なこのテトラ帯でタチウオを狙うとのことで、僕は「色々教えてくれてありがとうございます」と言って撤退しました。

再びアジュール舞子へ

まず先に太平の湯の裏のプールへ行こうとしましたが、ゲート前の駐輪場は二輪車ですでにいっぱい。入る事すらできません。しゃーないので諦めてワンドの方へ行きます。21時ぐらいになると家族連れはさすがに減りました。砂浜近くの外海に面したところの夫婦がちょうど引き上げるようでしたので、声を掛けます。

僕「あっ、すみません、ここ、もう空きますか?」
ご婦人「ええ、空きますよ、どうぞ。」
僕「ありがとうございます。ここ人がすごいですね。みなさんタチウオ狙いですか?」
ご婦人「ええ、釣れませんでしたけど、狙ってたのはタチウオです。おーほほほほ。」
僕「それは残念でしたね、お疲れ様です。」

この時の僕は「残念でしたね」と言いましたが、この後僕も残念なことになりました。

エギ王 LIVE ルナホワイト 殉職

まず最初に、根掛かりの程度を調べるため、ダイソーエギに蛍光パウダーを混ぜたレジンで模様を施したDIYエギに仮面シンカーを付けて投げてみました。結構なズル引きでも大丈夫だということを確認して、それでは本命のエギ王 LIVE 3.0号 ルナホワイトを付けてみます。

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こんなに光るルアーは他にないというぐらい視認性が抜群です。夜釣りでは絶対外せないとっておきのエギでした。ていうか今日パッケージから出したばっかの新品です。これに付け替えた第1投、「えいっ!」と振るとなんと「ブチッ」っと飛んで行きました。嗚呼…やっちまった…。なんで?どうやらラインがガイドに絡まってちぎれたようです。

あああー!呪われてる!やっぱ呪われてるよ、オレわ!そんなことある?入念に根掛かりチェックして、仮面シンカーでは千切れんかったのに、なんでエギ王の第1投目でブチギレるのん?くはあー!!うわあーーん!(( ノД`)シクシク…

海のバカやろおー!!エギ返せー!!(←悪いのは僕)ルナホワイト…お前のことは忘れない。てか、思い出作る前に僕から旅立って行ったキミ…。

いきなり一投目でお気に入りのエギをロストしてもう両ひざから崩れ落ちそうです。

はーん、もう嫌だ…、帰りたい…

ひとしきり泣いて、気持ちを入れ替えてFGノットします。くそう、やってやる。やってやるよ!かかってこいやーオラア!

すぐ横にズカズカと入ってくる人が

今日はノットアシストを持って来ています。おかげで夜にもかかわらず手早く美しいノットができました。

しかし、ノットを作っている隙に、右手5mのところに成人男女4人組が「よし、ここがいいやん!ここにしよう!」とか言いながら無断で入ろうとしています。イヤイヤイヤ、ムリでしょ、潮も流れてんのに。「ここにしよう!」じゃなくてまず両サイドに「入っていいですか?」って聞くのがマナーでしょうが。

「いや、なんぼなんでも近過ぎでしょ。ムリですよ。」
男「…離れます。」
僕「こんなに近かったら間違いなくオマツリしますよ。」

男女4人は無言で別の方へ行きました。あったりめーだ、テメエ、おとといきやがれ!

ふぅ~、これで安心して…と思ってたら左背後で「ドサッ!」と荷物を置く音が。

振り返ると今度はなんと左手3mの所にいつのまにか無断で入ったヤンパパがいます。活かしバッカンやらでっかいロッドケースやら大荷物です。

オイオイオイ、いくらなんでもそこ(3m)で投げるの、ムリやろ。ぜったい絡まるやん。

と思って、また教育的指導したろと「ちょっ…」と言いかけたら、後ろから嫁と5才ぐらいの男の子供登場。

子「オレはアコウを釣る!アコウならまかせとけ!お父さん、オレ、アコウ釣るわ!」
嫁「アジが…」(どうのこうの、よく聞こえん)

いやいやいや、アコウは夜にそんな簡単に釣れへんで!? それから奥さん、ご主人がこんな狭い所入るの止めへんの!? 相手が成人男性なら文句の一つも付けるのですが、子供の前ではちょっと言いづらい。

しゃーない、子供の手前、黙っといてやる。落ち着け、冷静に考えろ、オレは釣りに来たのであって、場所取りに来たわけではない、平常心平常心。狭くても釣れればエエんや。…その代わり、マツったら問答無用でオマエのラインをカットするからな。それだけは覚えとけ!オレはもう4週連続ボウズで冬の日本海のように気が荒ぶってるんや!と心の中でテレパシーを送っておきました。

その後、そのファミリーとマツることはなく(何故かその向こうの胴付き仕掛を投げてる人とはマツったけど)、一番奥の釣り客が退去したタイミングでファミリーのパパは大荷物を急いで運んでいました(他の釣り客も急いで運んでいましたがどちらが場所を取れたかは未確認)。ちなみに胴付きの人とは温和に解決しています。あと、子供が予言通り小さいアコウを釣ってたのは悔しかった。

そしてイカも釣れることもなく23時を迎えた頃、空いた右手に新社会人二人組が登場。

若「あのー、すみません、ココ、入らせてもらっていいですか?」
僕「えっ、あっ、どっ、どぞー。」(←上記のくだりがあったので少し仏頂面だったかも)

コレ!これですよ!たった一言の挨拶ですよ!コミュニケーションですよ!これがあるかないかでその後の釣りを楽しくできるかどうかが変わって来るんですよ。

若い人の方がマナーがいいやん。まったく、これだからゆとり世代はダメなんだよ。日本は本当にダメな国になってしまった。それもこれも全て政治家とメディアのせいだ。もっと教育に力を入れんとイカンよ、政治家の諸君!だいぶ脱線したので話を元に戻しまして…(この間0.1秒)

若「ぼくら、垂水のフィッシングマックスで神戸空港とアジュール舞子で『タチウオと大サバが釣れてる』って聞いて来たんです!」
僕「フフフ…。ほう、それなら神戸空港行った方が良かったな…。今日は大サバもタチウオも釣れてる所見てないで。」
若「そうなんすね!じゃあ、撤収!」

まあ「撤収!」は冗談だったんですが、若いっていいですね。

若「ぼくら、まだ釣り始めたばっかりなんです!」
僕「そうなんですか。僕もここでの夜のエギングは初めてなんです。」
若「ちょっと投げるところ見せてくださいよ。」
僕「いや、恥ず、恥ずかしい、ヘタクソなんで勘弁…。」

若い人は始めたばかりと言いつつも、竿と仕掛けはちゃんとしたものを使っているようです。最近はネットに情報が溢れているので最短距離で正解に近付けるんですね~。

その後15分ぐらい投げてましたが反応が無いので本命の橋の下に行くことにしました。さすがに夜中0時前なら空いてるでしょう。

僕「釣れないんで退きますわ。橋の下に行こうと思って。ここ空くので入ってください。」
若「ありがとうございます、がんばってください。」

アジュール舞子の橋の下

この時間なら入れる場所は1~2か所ありました。

仮面シンカーと太刀魚道場 殉職

しかし、10投目ぐらいで仮面シンカーを付けた安いエギをロスト。もう心が折れたので竿をたたんで帰ることにしました。ベランダの階段を上り、広場から振り返ると、橋の西側の人にタチウオがヒット!ウキが引っ張られて上から見たらタチウオが反射してキラキラ光ってます!久しぶりにエキサイティングな光景が見えました。

おお、回って来たんや。これを見てしまったのでもう一度釣り場に戻り、急いで念のため持ってきたタチウオ道場を取り付けてケミホタルを(無理やり)装着。

釣れるかな?釣れるかな?と巻いてくるとザックリと根掛かりしてロストしました。はぁ~。やらんかったら良かった…。ううう…。うわーーん!

今シーズン、このままでは終われない!もう終盤ですけど、来週は日本海に行きます!

今回の教訓

  • 人が多過ぎるところでは入れ食いでもない限り釣らない方がいい。
  • アジュール舞子や明石新波止に行くなら多少しんどくても平日を狙うべし。
  • ルアーは底まで落とすのが定石だけど、それよりも根掛かりしない方が重要な気がする。
  • 来年はもっと早い時期から近所の海でイカの夜釣りに挑戦してみよう。