2020/09/10 加古川尻 ライトショアジギング(鬼トラブルの巻)
前回もガンクロでチヌを狙いましたがガシラしか釣れず、他の人がバイブやプラグで(偶然でしょうけど)釣れていたので僕もマネをしてみようと思います。とにかく海の王者、おチヌ様を釣りたいんです。今日は午後に所用があり有給休暇を取っていましたので午前中のみに限られます。平日なので好きな場所で投げられると思います。
準備
未明からスタートするので仕掛けは前日に結んでおきました。あとは糸を引き抜けばすぐキャストできるようになっています。荷物を減らしたいのでヘッドライトは持って行きません。
現場
この辺りから投げ始めようと思います。照明の近くで食物連鎖が起こっていればチャンスありです。仕掛けを袋からスルスルと取り出し(準備しといて良かった)意気揚々とキャスト開始します。
トラブルその1
ところが…
3投目でいきなり何かに引っ掛かりました。竿を水平にして引っ張ると少しずつ近づいてきます。水面に浮かんでいた2m×2m程の大きくてぶ厚いビニール袋(ヘドロ入り)に引っかかってしまいました。朝から思いっきり力を込めて綱引きです。足元まで手繰り寄せてタモで上げようとしましたが、ヘドロが重すぎて上がらず。いきなり3投目で仕掛け一式をロストしました。
なんだよ!こんな確率ってある!?この広いワンドの中で偶然にも2m×2mの浮遊物に引っかかるなんて!夜釣りは見えないからトラブルが増えます。この失敗を今後に生かそう。そうしよう。
日の出前に心が折れそうになりましたが、リーダーは残っていましたので奮起して同じ仕掛けをセットします。あーあ、それにしても悲しい。けど竿が折れずリーダーが残ってただけマシか。今日はクールに行こうと思っていたのに綱引きしたので汗ばんでいます。真っ暗な中リーダーにサビキを結んで同じバイブを取り付けます。
もう空が白み始めました。ここはもう投げません。投げるもんか。くそう。海側へ移動します。
アタリはありません。今日もダメなのか。嫌な予感がします。時折微かに雨が降りますが涼しくなってちょうどいいです。小さなアジがサビキにかかりましたので、そのままノマセ釣り的に投げて泳がせましたがいつのまにかいなくなっていました。
いつものようにワンド側、テトラ側、あちこちランガンしてみます。先端には行くつもりはありません。平日なので貨物船の数が多いです。
ワンド側でブルンと反応、釣り上げるまで少し楽しませてくれました。すぐリリースです。
ナブラは起こりません。今日もボラの大群があちこちでジャンプしています。エイもいつも通り多いです。
トラブルその2
河口側でしばらく投げている時、ライントラブルが発生しました。ほどけきれず3cmだけ輪っかになって残ってしまったけど、まあいいかと構わず投げ続けていると、
ブチッ!
な…?え…?😮…呆然。残ってたライントラブルから先が海の彼方へ飛んで行きました。
なんて日だ!
まあ、ちゃんとほどかなかった自分が悪いんですが。もう帰ろうかと思いましたが時間いっぱいまでがんばります。強風の吹く中FGノットをしてジグサビキを再セットします。今日から初級者じゃなくて初心者だ。
さて、投げますか。今日はおチヌ様の姿も見えません。半ば修行のような気持ちです。
3つ目の仕掛けの一投目でかかりました。おぉ!? 運が向いてきたかな?しかしその後またしばらく反応がなくなりました。
トラブルその3
ワンド側で投げているとまた小さなライントラブル発生。スプールに巻いたラインが少し脱線してはみ出て、それが本線と絡みました。どれどれ、今回はちゃんと直そうか…。と糸を出していきます。
ところが解消させるどころかどんどん深みにハマります。ムム?どうなってるんだ?ここをこうして、この輪っかをこっちに通して…
一体何がどうなって…?もうぐちゃぐちゃです。手を付けられない状態になり、バッサリカットするしかありません。ラインもだいぶ年季が入っているのでヘタレてきてるのかな?
もうここまで来たら隕石でも落ちてこない限り諦めません。強風の中、急いでFGノットをして1投目は様子見で軽く投げます。すると
スプールの底が見えてます!(笑)なんかおじいちゃんの頭みたいに薄ーくなってる!哀愁が漂ってる!残ったのは20m弱ってところでしょうか。そんな中、足元水面でチェイスを発見。急いで回収して岸壁沿いの進行方向の先に投げると…
狙い通りキャッチできました。チヌは釣れませんでしたが諦めなくて良かった。リリースして今日はこれにてお開きとします。
納竿
今日はどんより曇り空で蒸し暑く、一時小雨がパラつきます。今日はおチヌ様の姿は見えませんでした。
だいぶ潮が引いていつも見えない部分が見えています。ちょうど良いタイミングなので、次回のヘチ釣りの餌を現地調達できるかどうか見てみることにします。テトラ帯に餌となるものがあるか、汗でジトジトになりながら探しますがフナ虫しかいません。フナ虫ももっと動きがスローなら嫌われることもないだろうに。逆にダンゴムシがフナ虫並みに早く走られると嫌だなー。
黒鯛のヘチ釣りには(ムラサキ)イガイやカニを使います。しかしイガイが全然ありません。中身のない牡蠣?の殻は大量に付着しています。
カニはいるようです。しかし「カニにせまる」というワームでチヌは釣れなかったしなー。やっぱワームと本物は違うんだろうか。
メンテナンス
頭の薄くなったリールの応急処置として下糸を巻く事にしました。
第一精工の高速リサイクラーで一旦ラインを回収します。
ラインを全て巻き取り下糸を適当に増量します。人間の頭には下糸は巻けませんから医薬品の育毛剤を塗布をどうぞ(笑)。
スーパーラインマーキーに下糸で増量したラインのボビンをセットして巻き直しを開始します。下糸(青いナイロン6号)ちょっと太くて多いかな?
下に隠れていたラインが表に出て見た目キレイになりました。
やっぱりちょっと下糸が多かった。応急処置だからまぁいいや!
今回はトラブルが多かったなー。上級者になればトラブルも少ないんだろうなー。
今回の教訓
- 暗い時はトラブルのリスクが高い。
- ラインに絡まりがあるままキャストすると高切れする。
- ライントラブルは早めに直す。
PEラインのオマツリをほどく際には第一精工のMCオマツリシャープナーが便利です。
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