2021/08/08 加古川尻 ヘチ釣り
今日も地獄のような猛暑の中、ヘチ釣りの練習に出掛けました。
天候は晴れ時々曇り、朝は南からの風速0~1m、9:00頃から2~5m。大潮。
準備
前回自前で3号針に結んだハリスは外掛けで3巻きしかしていなかったので強度不足でした。今回7~8巻きに結び直し、頑丈に絞め込みます。
今回イガイの採取をよりスムーズにするためにベルモントのイガイ取り器を買いました。1,500円程度で他と比べて安く、丈夫で使いやすいということでamazonで即買いしました。イガイ取り器、掻きカゴは他にもありますが使い勝手とコスパのバランスで考えるとコレ一択です。
イガイ取り専用のシャフトはまだ買っていません。
普通のシャフトにイガイ取り器を付けるとシャフトが壊れます。イガイ取りのシャフトはOGK太くて強い玉の柄一択で、イガイ取り専用と言って良い程です。ただ、いくら頑丈でも無理な力がかかると壊れることもあると思います。イガイ取り器にロープを付けるとシャフトへの負担を減らせ、少々荒っぽくガリゴリやっても安心です。
釣行当日
今日は4:00に目覚まし時計を設定していましたが楽しみ過ぎて3:00AMに目が覚めました。もう眠れないので起きて出撃します。
イガイを採取してから釣り場へ。
まだ夜明け前です。ヘッドライト持って来て良かった。この時間は潮位が高止まりしているらしいので先週のように渡り廊下が水没していて困らないように長靴を持って来ています。
神戸製鋼の船着き場の照明が水面に映り美しい夜景になっています。
1往復目、ガン玉のサイズを試行錯誤する
上の写真は撮影方法により明るく映っていますが実際はまだ暗いです。
ハリス3号、ガン玉2Bでスタートします。
やっぱり2Bだと先週と同じように外海の方へ流されるので3Bに変更。
今日は先週とは違ってアタリがありません。
波止の奥の方に行くと今度は沈下速度が速すぎるので2Bに戻します。
ようやくラインの吸い込みがありましたが軽くかじられた程度で吐き出されました。イガイを付け直します。
それにしても今日は暑いです。明日最接近する台風9号と、日本のはるか東に遠ざかる台風10号の影響で息苦しい暑さです。台風が近付いている割には風が無いので、汗をかいても気化熱による冷却ができません。コンプレッションウェアが機能しません。
波止の先端付近までまともな反応なし
波止の一番奥ではノマセの3人とルアーの1人が居ました。ノマセではシーバスとヒラメが釣れていたようです。
ルアーマンに話し掛けましたが茹だる暑さでお互い汗だくで息苦しく、話すのも億劫です。
疲れてきたので先端の手前のテトラに腰かけて朝ごはん休憩を摂ります。凍らせた水を胃に流し込むと生き返ります。
釣り用のウエストバッグにフジパンのスナックサンドを入れておくとお手軽に食事が摂れます。
先週は先端付近でよくアタリがあったので暫く粘りましたが今日は反応がありませんでした。
今日はボラの大群がうじゃうじゃ泳いでいて、そこら中でジャンプしていました。
1往復目終了
何も釣れずに1往復目が終了。テトラの隙間に置いていたリュックからスナックサンドをもう一つ取り出して食べます。水分も補給してちょっと休憩。とにかく暑くて寝不足で足元がフラフラして危険です。自分でも気付かないうちに体力を消耗しているので水分だけはマメに摂るようにします。
暑くて寝不足でフラフラですが気合を入れ直して今日はもう1往復行きます。
今季4枚目(年無し)ゲットー!
すると再スタート直後にヒット!重たいですが先週釣ったチヌと同様にあまり引きません。
ネットの方に頭を向けてくれないので少々手こずりましたが、あまりやり取りすることなくネットインしてランディングできました。ふぅ~、睡眠不足で腕がプルプルする…。
思わず「でっか…。」と独り言を言ってしまうぐらい大きいです。あまり引きませんでしたがサイズは年無しクラスです。特にケガをしているわけでもありませんでした。ご老体なのだろうか。
メジャーがないのでペットボトルと比較。ちょうど50cmぐらいだと思います。
このごつい歯でイガイの殻を砕くのかー。口の中の上と下の歯は嚙み合わせできているのだろうか。水中でどのようにイガイを嚙み砕いているのかを想像します。
重たいです。元気がないと思っていましたがこの時は結構暴れました。針がうまいこと刺さっています。こういう風に柔らかい唇に刺さるとバレないということか。
ごめんよ、もう少しだけ記念撮影させてくれ。
ちょっと遅くなったけどリリースします。チヌは海中へ悠々と潜って行きました。10匹連れたら1匹持って帰ることにします。そうしよう。
2往復目
引き続き落とし込みをしているとケガをしているチヌが浮いているのを発見。何にやられたのでしょうか。結構な深手だったのでこの子はもう生き延びる事はできないでしょう。
アタリが無いまま波止の先端まで来ました。ノマセをしていた3人はすでに帰っています。それにしてもすごい暑さです。水分補給して休憩します。今日みたいな日は、コロナ禍じゃなければプールにでも行きたいわ。
先端に来るまでの間に一瞬ラインが吸い込まれた後軽くなったんだけど、あれはアタリだったんだなー。ここに来るまで気が付きませんでした。暑さのあまり集中力も欠けてきています。
中・小サイズの6個がくっついたお団子状のイガイの塊があったので、その足糸に針をひっかけて、半ばやぶれかぶれで雑に投げやりに落とし込みながら帰途に就きます。
過去最大級の引き
すると波止の真ん中辺りで底まで落とし込んだ仕掛けが急に動かなくなりました。一応竿を立てて合わせます。ビクともしません。根掛かりか…。また落とし過ぎたな…。
と思っていたら、底を這ったままゆっくりとズズズと沖の方へ移動します。いや、ゴゴゴ…という表現の方が合います。な?なんや?直後、チヌが2匹掛かったかのような強烈な引きが!パーミングサポーターしてなかったら竿ごと持って行かれてたわー!
うWo-!!!!無理やー!!
しかし、今日の仕掛けは僕が前日入念に結んだ仕掛け、そう簡単にはブレイクしません。
それに僕も経験を積んでいるのです。駆け引きも少し上達しています。
相手がちょっと気を抜いた隙に1秒だけ素早くリールを巻きラインを回収します。しかし相手も引かれた分すぐに引き返します。そんなやりとりを何度も繰り返します。さっきのご老体のチヌとは桁違いの強さで全然浮いて来ません。
一進一退の攻防を30秒ほど続け、ある程度ラインを回収できて、やっとその姿が見えるか?と思った時、また一気に潜られました。この時ラインをちょっと出せば良かったのですが、ハリスの強度を過信し過ぎてタイコリールをガチで押さえていたのでラインブレイク。
やっぱり針の結び目の所でちぎれていました。
これまでで最強の引きでした。やっぱり現役バリバリのチヌの引きはこれぐらい強烈なんですねー。
ハリス1.5号じゃ無理かもしれない。
お団子にしたイガイを6個も一気に喰うぐらいのヤツなのでパワーもすごい。冗談半分で付けてた6個のイガイ団子、大物狙いには意外と良い戦略かもしれません。
納竿
今日はここで終了とします。台風の影響で風も少し出てきて、暑さと疲れも酷いので丁度良い頃合いです。
足場の良い所まで戻って荷物を片付けます。波止の先端では風はそれほど感じませんでしたが、ここまで戻るとなぜかすごい強風(6~8m?)で麦わら帽子が飛んで行きそうです。台風10号は日本のはるか東、台風9号は明日この地方に最接近します。
中国山脈の上空には夏らしい入道雲がうず高く積層しています。風が追い風なので自転車をこいでも風を感じず、汗が噴き出て全然爽快じゃないです。
今回の教訓
- チヌの場合、あんまり朝早過ぎても釣れない。時間が勿体ないので8時頃にのんびり来てもいいかも。
- もしかしたら、針のサイズは5号、ハリスは3号でもいいかもしれない。
- 竿を寝かせてラインを巻き過ぎると余裕がなくなるから、腕がしんどいけど我慢して竿を立てて巻くようにする。
- それでもチヌの引きが強烈な時はラインを出す事も選択肢に入れておく。
- 水分補給はこまめに。
- 悪天候の時は無理せず引き上げる。
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